川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

自治創造塾研修に参加(2)

2009-01-23 10:12:50 | 日記
 1月21日、津市栄町の三重地方自治労働文化センターで「自治創造塾研修」が開催され、受講しました。この催しは三重県自治会館組合が主催して行われたもので、三重県の各自治体から市議会議員、町議会議員、市町職員、県職員60余名が参加していました。

 研修の内容をうまくまとまりませんが、前日に続き示します。

基調講演2 梅原デザイン事務所 主宰 梅原真氏
テーマ「デザインで地域の元気をつくるには」

○高知県四万十町の取り組み
・「水」というテーマで著名人に原稿を依頼したが、原稿料は四万十川で取った鮎数匹。50人に依頼して18人から原稿を送ってもらった。
・桧の端板を10センチ角に切って「四万十のひのき風呂」という焼き判を押して売り出したところ銀行などの粗品に申込が殺到して、1億円の売り上げがあった。
・「エコバック」ならぬ「古新聞で包んじゃおう」ということで、地元の古新聞でバックを作ったところ、これが村の一つの産業になって、ニューヨークやロンドンからもオファーがあり、世界戦略を考えている。

○高知県大方町の取り組み
「砂浜美術館」
・私たちの町には美術館がありません、美しい砂浜が美術館です。
 天然のものしか使わないゼロエミッション美術館。BGMは波の音。
・全国からTシャツのデザインを募集して砂浜に綱を張ってひらひらさせた。
・らっきょうの産地であるが、らっきょうの花をラベンダーに見立てて注目した。
・海岸の漂着物の作品として、漂着物にテーマをつけて展示した。

○高知県赤岡町の取り組み
日本で一番小さい町
・路上観察学会を結成して、町のなかで面白い写真を集めた。
 「追放の家」のコワーイ看板の写真、実は前の「飲酒運転」が消えていたのでした。
 「赤」の字が青い色で書かれている写真。実は青い色で書かれた「赤岡町○○」の「赤」だけ撮った写真でした。
・1升の酒を何秒で飲むかの競技。
・バラック作りの商店街。夜、街灯や電灯を消してローソクの灯にしたら、客が5倍増えた。

○埼玉県皆野町の取り組み
・柿がなっても取る人がいなくて、取られずに落ちてしまう。
 そこで柿を取るボランテァグループ「渋柿隊」を結成した。
・ 飲む柿酢や男の柿渋石けんを売り出した。

○高知県土佐佐賀町の取り組み
・カツオの1本釣りが採算が合わなく、何とかしてほしいと窮状を訴えた。
・そこでカツオのたたきは藁で焼くという原点に戻って、「猟師が釣って猟師が焼いた」というフレーズとともに「1本釣り・藁焼きたたき」で売りだしたところ、年商約20億円の産業となった。

ローカルが豊でないとその国は豊でない。
ローカルが豊であってその国は豊である。
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