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大正動物医療センターニュースレター 【2017年12月号】

2017-11-24 17:31:30 | コラム
2月になり、今年も残すところあと1ヶ月になりました。
今年は、どんなことが思い出に残っていますか?
一度、今年を振り返り思い出の整理をしてみても良いかと思います。
気温も低く、風も冷たいので体調管理にしっかり気を付けて、楽しい年末をお過ごしください。


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■目次
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1. 冬の低温やけどについて



  ・日頃のチェックをしましょう。
  ・暖房器具の安全な使い方
   1)ホットカーペット
   2)コタツ
   3)ガスファンヒーター
 
2.学べるワンニャン語クイズ

3.プチ情報
  ・世界一おデブ?ダイエットに成功
  ・猫を持ち運べる「リュック」が登場!

4.ワンニャン♪クッキング
  ・ささみと野菜のスープ
  ・ぶりとコラーゲンたっぷりごはん

5.犬猫ニュース
  ・子牛を看病する犬
  ・顔の色が真っ二つに分かれたニャンコが神秘的!
 

6 本の広場
  ・やさしいねこ


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▼冬の低温やけどについて▼
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本格的な冬になり、毎日気温が低くなっています。
わんちゃん、ネコちゃんも暖かい所が好きなので、コタツやストーブの前で
寝ている所をよく目にすると思います。
今回は、お家にある暖房器具で起きる低温やけどの注意についてご紹介します。


<低温やけどについて>



低温やけどは体温より少し高いくらいのもの(40℃〜50℃程度)に長時間触れることで起こります。
軽度なものでは皮膚が赤くなり、少し痛みが出ますが、数日で治ります。
重症化すると、水ぶくれ、腫れ、脱毛などの異常が見られます。
最悪の場合は皮膚が壊死してしまうこともあります。
もしもペットヒーターにいつも乗っているペットのお腹の毛が少し薄くなっていたら、
低温火傷の可能性もあります。


<日頃のチェックをしましょう>




人間と違い、被毛で覆われている動物は、低温やけどの進行に気付きにくくなるので、
気をつけて観察することが大切です。
お腹に謎のハゲがないか、一箇所をやたらに舐めていないか、
など、皮膚の状態や行動を注意して観察しましょう。



<暖房器具の安全な使い方>



1、ホットカーペット



ホットカーペットは、火事の危険もなく、留守番の際などの防寒具として
ペットにも使いやすい暖房器具です。
しかし、ホットカーペットに乗ったまま腹や体の片側を継続的に暖めることにより、
低温やけどになりやすい暖房器具でもあります。
人間用のホットカーペットはペット用よりも高温になる為、
ペットが使用するときは毛布やペット用のベッドなどを置き、
熱くなりすぎないよう注意しましょう。


2、コタツ



人間用コタツは、人をダメにしますが猫もダメにします。
あまりの暖かさに外に出るのが嫌になるだけに、低温やけどだけでなく脱水の危険があります。
使用するときは温度を低めにし、カバーの一部に空気の通る隙間を作りましょう。
また、長時間の使用は避け、人が離れるときは必ず電源を切りましょう。


3、ガスファンヒーター



あまり動かないペットやケージの中にいるペットの場合は、一箇所にあたりすぎると
低温やけどの危険があります。
猫はくっつき過ぎる傾向があるので、ヒーターの種類によっては焦げないようにも注意が必要です。
留守の間に付けっぱなしにするときは、ペットに直接当たらないように気をつけましょう。
また、空気が特に乾燥しやすくなるため、加湿器などを使用して湿度にも気を使ってあげてください。


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▼ 学べるワンニャン語クイズ ▼
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問題1:家族が食事を始めると必ずウンチをしに行く。
   そんな時の気持ちは?

1.自分たちだけ食べてずるい!
2.いつもこの時間にしたくなるんだよー
3.僕のことを見て!



問題2:猫のひげが前に反っています。
    そんな時の気持ちは?

1.怖いよー
2.ムキー!怒ってるんだぞー!
3.なにか気になるぞ!



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▼ プチ情報  ▼
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・世界一おデブ?ダイエットに成功




キャシー(7歳のコリー)は一度もドッグフードを食べることなく、
甘い物や揚げ物、焼肉などをお腹いっぱい食べていた。
その飼い主が病気になってしまった為、犬の愛護団体が引き取ることになった。
スタッフが初めてキャシーの状況をみた時はゾっとしたという。
何故ならキャシーは作業員がつり紐をお腹の下に入れて運ばないといけないほどに太っていました。
本来の体重の3倍までにまで膨れ上がり、世界一太った犬といわれるまでになってしまった。
しかし、低カロリーのダイエットフードと、簡単な運動を始めたところ半年で
体重を半分に落とすことに成功したという。

  
・猫を持ち運べる「リュック」が登場!



もはや、ネコや犬は家族同然。
旅行に行く際も家でお留守番なんてあまりにも可愛そうです。
しかも彼らの時間は我々の体感よりも遥かに長いので、超絶長い間お留守番をしているのと同じです。
もし帰ってことなかったらと思うとゾッとするわけですが、こちらのリュックがあれば
安心できるのかも知れません。ただし、狭いです。


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▼ ワンニャン♪クッキング ▼
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★ささみと野菜のスープ★




<材料>(10kgの成犬1回分)
・水    200cc
・ささみ    35g
・ブロッコリー 7g
・大根     12g
・キャベツ   20g
・キュウリ   6g
・生姜      少々
・鰹節     少々


<手順>
1.水200CCを沸騰させ、大根・ささみ・ブロッコリー、
  キャベツを入れて加熱します。火が通ったら、最後にキュウリを入れます。
2.鰹節をトッピングして、盛り付ければ完成です。



★ぶりとコラーゲンたっぷりごはん★



<材料>
・ぶりのアラ  100g
・鳥のレバー  30g
・かぼちゃ   20g
・小松菜    1株
・ゼラチン   1袋


<手順>
1.ゼラチンを大さじ2の水でふやかしておく。
2.材料をすべて一口大に切り、小松菜以外を鍋で200ccの水とともに煮る。
3.2の火が通ったら小松菜を入れて一煮立ちしたら火をとめ、1を入れて混ぜる
4.バットなどに開けて冷やしかため、固まったらお皿に盛りつける。




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▼ 犬猫ニュース ▼
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・子牛を看病する犬




瀕死の子牛の側を離れない犬の写真が話題になっている。
ラブラドール・レトリーバーのボスコは自宅の放牧場で一匹の瀕死の子牛を見つけた。
母牛は弱っており世話が出来なかったようでボスコが子牛を見つけた時、
子牛は冷えきった状態だったそうだ。家族は子牛を毛布に包み家の中で暖めたけれど、
はじめは子牛の目に輝きはなく、鼻は凍りついていて瀕死の状態だったという。
抗生物質を与えヒーターなども使い暖め続けたところ、子牛は4時間後位には少し動けるようになったそうだ。
その間、ボスコは子牛のそばをずっと離れようとしなかったという。
みんなの手厚い看護の甲斐もあり、子牛は3日後には普通にミルクも飲めるようになり、
数週間後には牛たちの群れの中に戻ることが出来たそうだ。


・顔の色が真っ二つに分かれたニャンコが神秘的!




米ニュースサイト『Laughing Squid』によると、変わった毛皮のパターンと目の色で話題になっているのは、
サビ猫のキマイラだ。顔の左側が真っ黒で右側がゴールドがかった茶色をしていて、
顔のカラーが真っ二つに分かれている。特に、左目のブルーと真っ黒な毛皮のコントラストが鮮烈で、
神がかり的な美しさを感じずにはいられない。ギリシア神話に登場してもおかしくなさそうなニャンコは、Instagramでも大人気に!
すでに36万人以上がキマイラをフォロー中で、その神秘的な雰囲気を醸し出すニャンコに、多くのネットユーザーが魅了されているようだ。
まるで2つの顔を持っているように見えるキマイラ。あまりの美しさに見とれつつ、性格にも裏表があったりするのか
気になってしまった次第である。


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▼ 本の広場 ▼
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やさしいねこ(扶桑社)



ブサイクな1匹の野良猫。「ぽー」と名づけられたその猫は、他の猫がご飯を食べ終わるのを陰でじっと待っている、
遠慮がちな猫でした。彼の体はいつも汚れ、傷ついていました。まわりの猫にいじめられ続けた、
“弱虫ぽー”の物語。そんな「町内最弱」のぽーを太田さんが家族に迎え入れます。
そして徐々に太田さん、先住猫に心を開いていきます。さらに、新たに保護した子猫のお世話も始め
太田家にはなくてはならない存在になっていきます。
いじめられながらも、他の猫には優しいぽーの姿に、切なくも心が温かくなるストーリーです。
この本を手にしたらきっと猫と暮らしたくなるはず。やさしい猫と出会いたくなるはず。そんな1冊です。

ぽーのお話しはもちろん、ぽーのちょっと不細工な写真はとても愛らしく、
ネコ好きにはたまらない1冊です!!




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▼ 学べるワンニャン語クイズ(解答) ▼
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答え

問題1:3 この行動は、それまでいっしょに遊んだり、のんびりしていたのに、
      家族みんなが食卓についてしまい、自分だけ仲間に入れない疎外感の表れ。
      愛犬はかまってほしくてウンチをしています。

問題2:3 猫のひげは、空気の流れを感じ取ることで、障害物との距離など、周囲のあらゆる情報を
      キャッチできます。そのため猫は、気になる物に出会うと、情報収集をするため、
      ひげを前に反らせてその物に近づけます。



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