遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 34 冬の旅

2015-02-22 13:29:06 | 日記
          冬の旅(2015.2.16日作)



   雪が降る

   あなたのいない 心の中に

   雪が降る

   二人の愛の思い出ぬらし

   白樺林 細い道

   いくつ抜ければ消えるのか

   あなたのいない 淋しさが

   リンリン馬橇の鈴が鳴る

   -----

   日が暮れる

   吹雪の道が 涙に滲む

   風が鳴る

   舞い込む雪に ブーツが濡れる

   凍える体 痛む胸

   知らない街に着いたなら

   すべて忘れて 眠りたい

   リンリン馬橇の鈴が鳴る      

遺す言葉 33 この国を治める政治家諸氏よ

2015-02-17 13:13:24 | 日記
          この国を治める政治家諸氏よ(2015.2.10日作)



   今現在 この国 日本を治める

   政治家諸氏よ よく見て置くがいい

   しっかりと認識し 胆に銘じて置くがいい

   戦闘を構える という事 たとえそれが

   言葉の上だけの事であっても

   戦う という事は こういう事だ

   遠く八千キロも離れた 馴染みの薄い国で

   無実の 日本人 二人が殺害された

   その原因は?

   この国 日本がひたすら歩んで来た 道

   平和への 道

   その道を閉ざす 愚かな行動

   愚かな言葉遣いは 政治家諸氏よ

   心して 慎むべきだ 断じて

   行うべきでない

   威丈高 威圧的 挑戦 好戦的

   力を誇示する態度 姿勢は 結局

   何をもたらすか? 戦後七十年

   この国 日本がひたすら歩んで来た 平和への 道

   その上に黒い雲 影を落とす愚行など

   この国の 否 世界の中の 誰一人として

   望んでなど いやしない この国を治める政治家諸氏よ

   戦う そんな言葉など 胸の奥に呑み込んで

   心を尽くせ 言葉を尽くせ

   平和への 道 それがこの国 日本が歩み 世界のために

   力を尽くす 基本 この国日本は 誰一人

   武器の力による犠牲など

   望んではいないのだ と

   戦うな 心を尽くせ 言葉を尽くせ たとえ

   言葉の上だけの事であっても 戦う この言葉は

   放棄しろ! この国日本が持つ 苦い過去

   あの過去を 再び呼び戻す 愚行は

   断じて 行うべきでない あの過去へは

   断じて 進むべきではない

   この国 日本を治める政治家諸氏よ

   すべては貴方がたの その肩にかかっている

   すべては貴方がたの 負う責任だ

   他国がどうあれ 

   追従など しなくていい この国は この国 独自の

   平和への 道 を常に脳裡に その道筋を

   進んで行けばいい 

   

   

   



     

遺す言葉 32 大横綱へ・・・・・白鵬関よ

2015-02-08 13:58:31 | 日記
          大横綱へ・・・・・白鵬関よ(2015.2.5日作)

 

   心 技 体

   すべてに優れ 秀でた者が

   角界に於ける 横綱

   白鵬関よ あなたは強い 確かに強い

   技 体 共に優れ 他を寄せ付けない 今

   あなたが角界 最高の地位にいる事に

   なんの不思議はない

   技 体 共に優れ その強さが

   見る者 観客の 眼を奪う

   技 体 に於いてあなたは 正に横綱

   横綱にふさわしい この国の国技

   大相撲の世界で あなたは  

   誰もが成し得なかった 偉業を成し遂げた

   この先も あなたはおそらく

   他を抜きん出た 強さを見せ 偉業の上に

   偉業を重ねてゆくだろう 今

   あなたは 大横綱への道を ひたひた

   歩んでいるのかも知れない しかし 今現在

   白鵬関よ あなたを大横綱と呼ぶには

   あなたを支持し あなたを応援する

   多くの人々の中でも おそらく

   ためらいを抱く人が 数多く いるに違いない

   白鵬関よ あなたは一つの偉業を成し遂げた

   その事実は 素晴らしい 賞賛に 価する

   しかし 白鵬関よ 心 驕ってはいけない

   これに満足しては いけない あなたの初心

   あなたが真実 憧れ 目指したものは

   なんであったのか? あなたが 仰ぎ見たものは

   なんであったのか? あなたは誰を師と仰ぎ

   師を 越えようとして来たのか?

   かつての大横綱 大鵬関は 自身の心の内に生まれる

   不平不満も 自身の至らなさ と自覚して

   自身を律し 厳しく 自身を戒めた と言う

   白鵬関よ あなたは その大横綱

   大鵬関を師と仰ぎ その存在 頂きを目指して

   日々 努力をして来た と聞いている そして今

   あなたは大横綱 大鵬関も成し得なかった

   偉業を成し遂げた あなたの心の内に生まれる

   達成感 満足感 安堵感 充足感 それを

   推し量るに やぶさかではない しかし

   白鵬関よ 言葉を重ねる

   心 驕ってはいけない 慢心してはいけない 今

   あなたが かつての大横綱 大鵬関を越えた と

   無条件 手放しで認める人は 何人いるか?

   大鵬関も成し得なかった 偉業を成し遂げたーーー

   自己満足してはいけない 自己満足で

   大横綱の名は 得られない 誰もが

   無条件 手放しで 認めた時にこそ 始めて

   その名が真実 輝きを持つものになる

   呼称の重みが 増して来る

   白鵬関よ 気をゆるめるな 油断をするな

   大横綱 を 形成 形作る もの

   品性 品格

   品性 品格 無き者に

   大横綱の 名は 附与されない

   自身を映す心の鏡 それを

   白鵬関よ 忘れるな 不平不満は

   一人 呑み込め 山の頂き

   頂上に 一人 立つ者は 常に孤独

   頂上に 一人 立つ者の 孤独

   寂しさに 耐える心 その心を 養え

   それが出来た時 白鵬関よ 

   かつての大横綱 大鵬関にも 比肩し得る

   大横綱の名が 附与されるだろう その日まで

   忘れるな 怠るな 精進 努力 謙虚な心

   粗野 粗暴 何が粗野で 何が粗暴か 常に

   心に問い掛けろ 蟻の一穴 油断大敵

   小さな事が身を滅ぼす

   小さな事が 躓き 自壊への 基となる

   油断は禁物 山の頂き 頂上に

   一人 立つ者の厳しさ 厳しさに 耐え

   心の鏡の研磨を怠るな

   その果てには 自身が成し得た偉業と共に   

   大横綱の 名が見えて来るだろう

   大横綱 白鵬 その 呼称の輝きが

   真実のものと なるだろう  好漢

   祈る 健闘

   

   

   

   

   

   

   

   


   

遺す言葉 31 カレンダー

2015-02-01 15:35:54 | 日記
          カレンダー(2013.2.3日作)



   新しい年のカレンダーの

   最初の一枚をめくる時

   胸の中に生まれる

   かすかな喜び この

   小さな心の動きは

   なんなんだろう?

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   春待つ心の喜び?

   慌しく過ぎ去った年の瀬 新年の

   幾つもの行事から解放された

   喜び?

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   それとも新しい年の命の第一歩

   その歩みを今年もまた歩み得た

   安堵の喜び?

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   年々歳々

   加齢と共に増す

   月日の歩みの速さ その年の第一章

   一月のカレンダーをめくる時の喜びには

   今を生きる命

   生きている事への賛歌が

   心の揺らめきとなって

   表われ出て来るものなのか?

   ーーーーー

   夏の終わり 年の半ばも過ぎ

   命の饗宴も終わりに近い 八月

   かすかな秋の気配を漂わす季節

   カレンダーをめくる時の

   あの寂しさ 過ぎ逝く時に

   心を残す あの

   思いの中に

   命のはかなさ 時の無常を

   垣間見るように

   新たな命の芽生えに向かって歩み出す

   一月 その季節のカレンダーをめくる時に

   人は 年々歳々 変わる事のない

   今を生きる命の

   喜びを見い出しているのだろうか?