タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味。実は多産を象徴し、蜜は甘い。聖書には約束の地カナンは、蜜とヤギの乳の流れる地とある。

HPVワクチンは集団に効果有り

2017-03-29 21:28:27 | 婦人科
篠山市今田町の栞(しおり)ちゃん、2月23日生まれ。
「目標とする道を信じて、地道に一歩一歩進んでいってください。
お産は、お腹の子と共に頑張れたと思います。
みなさん優しくて、本当に尊敬します。」

2人目のお産でしたからね。
要領もわかっていたので、安心して産めましたね。

さて、3月もあと少し、年度末となりましたね。
こうなると毎年、子宮頸がん検診の駆け込みが有るのですよ。
通常の月より3月は、2〜3倍の検診率です。
できれば誕生月に受けていただきたいのですけれどね。

それでも、
みなさんが受けてもらえれば良いのですが、
日本ではまだまだ未受診率が高いのですよ。
それで若い20代、30代の女性の子宮頸がんの発症率が、ものすごい勢いで増えているのでしたね。
原因はもちろんHPV(ヒトパピローマウィルス)の性行為による感染です。

これを解決するためには、予防接種ということになるのですが、
残念ながら日本では、副作用の問題で、積極的な予防接種が推奨されていない状態が続いています。
そうしている間に、世界では予防接種の効果が、次々と報告されているのですよ。

アメリカでは、HPVワクチン接種プログラム導入によって、
15〜24歳の子宮頸部病変が有為に減少しました。

オーストラリアでは男女ともに接種するために、
ワクチンを接種していない人までもが、HPVの感染率が下がりました。
これは何を意味するのかと言えば、集団としてのHPVの有病率が下がったために、
性行為でも感染する率が下がったということですよ。
こういうのを集団免疫獲得と呼びます。

日本では今も、中学生の女子だけが予防接種の対象ですが、
男子も一緒に受ければ、集団での有病率が下がるので、より効果が高まるわけです。

それで日本でだけ問題になっている副作用の件ですが、
予防接種を受けていないグループでも、受けたグループと同じような多様な症状が出ており、
予防接種の副作用とは決め付けられないようですよ。
どうもマスコミがセンセーショナルに報道したものだから、
副作用ばかりが強調されましたが、効果の方は報道されませんでしたからね。
最後は、マスコミが責任を持って、科学的な報道をしてほしいものですね。

これは日本産婦人科学会の記者懇談会での話でした。
かいつまんでお知らせしたものですよ。


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