タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味。実は多産を象徴し、蜜は甘い。聖書には約束の地カナンは、蜜とヤギの乳の流れる地とある。

膀胱炎の治療

2017-03-06 21:28:29 | 婦人科
篠山市南新町の柚保(ゆずは)くん、1月28日生まれ。
「人の心を思いやれる、優しく強い子に育ってください。
お産は痛くて、気を失いそうになり、想像を超えてました。
個室で、何時でも面会できて良かったです。
次も絶対、タマル産で産みたいです。」

想像を超えるほどの痛みだったようですが、
もう次の妊娠も視野に入っていますね。
案外と痛いのなんて、すぐに忘れてしまうものでしょう?

今日は時間外に受診される患者さんが多くて、先ほどまで診察でした。
急な入院になられた方も居られます。

今日はそれで、外来のお話をしましょう。
膀胱炎になると、どの科を受診しますか?
よく泌尿器科を受診されるのではないですか?。
ですが、女性の場合は、婦人科が正解ですよ。

理由は、泌尿器科を受診すると、尿だけ見て、抗生物質を処方されることが多いからです。
ですが、膀胱炎の原因を検索しておかないと、いつまでも治らないことになりかねませんからね。
例えば性感染症であれば、女性だけ治療しても、またパートナーからうつされて再発してしまいます。

膀胱炎の原因は淋菌性や、クラミジア、トリコモナスなどが原因のことがありますが、
いずれも女性だけの治療では治りません。
ところが泌尿器科では、残念ながらそこまで検査しないのです。

逆に、耳鼻咽喉科を受診すると、単に風邪や気管支炎ではなく、性感染症の検査をすることも有るのですよ。
いつまでも治らない症状では、性感染症を念頭に置いて、検査します。
あるいは婦人科でも、のどの症状も有れば、うがい液で検査することも有るのです。

さらに最近では、眼科でさえ、性感染症を疑うことが有るようです。
一時減っていた、淋菌性の結膜炎が、再び増えているらしいのです。
だから涙で、性感染症の検査をすることが有るようですね。

タマル産でも、数年前までは、生まれたばかりの赤ちゃんの全員に、目薬をしていたのですよ。
薬の名前は、硝酸銀という目薬です。
硝酸銀は、目の表面をうすく、焦がすのです。
だから目の周りの皮膚に付くと黒くなって、しばらくパンダのようになります。
よく、赤ちゃんのお臍につける薬で、塩化鉄というものも有るのですが、同じような酸化剤ですよ。

この硝酸銀、すごく昭和な薬なのですが、
淋菌性結膜炎の予防として使っていたのです。
もちろん他の細菌にも効果的なので、
淋菌性結膜炎が減った現代でも使っていたのですね。
ですが、その薬も役割を終え、発売中止となったのは、ごく最近のことです。
それがまた復活しようとしているのですからね。

今日の教訓は、膀胱炎になったら、泌尿器科でなく、婦人科を受診してください、というものでした。
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