篠山市味間新の充希(みつき)ちゃん、11月5日生まれ。
「健やかに、笑顔いっぱいの子に育ってください。
お産は何回してもたいへんですが、ととも幸せになれます。
手のこんだ温かい食事、家でもまねしています。」
食事はね、自慢なんですよ。
まったくの日替わりですから、おそらく前回妊娠時とは、まったく違う食事だったでしょう?
前回妊娠時の献立を調べて作ることも有るのですよ。
ちゃんとノートに、何を出したかまで記録されているのです。
まるでカルテ並みではないですか。
それでは、今日はいよいよ年末ですね。
外来で有った質問に、お答えしておきましょうか。
お産の時に、他院と同じように分娩台で産めますか?という質問でした。
タマル産ではフリースタイルという類の分娩方法ですから、
逆に不安になるようですね。
あるいは友人から、分娩台でないと足が滑って力が入りにくかった、と聞くことも有るようです。
それで、希望によって、分娩台でもぜんぜん構いませんよ。
ただね、せっかくですから、一度ウォーターベッドでのお産も経験してもらいたいですね。
できれば両方して、3人目の時に選んでみてはどうでしょうか。
タマル産で、ウォーターベッドのお産を始めたきっかけは、
もちろんミッシェルオダン先生の「バースリボーン」という本を読んだからです。
それから世界中のウォーターバースの本を個人輸入して、たどり着いたのです。
今なら個人輸入は簡単ですけれどね。
日本でも当時、「分娩体位考」という本が、医療者の間では話題になりましたよ。
オダン先生の方は、精神的なお話で、言うなれば野生に戻りなさい、というものです。
これには根拠が有るのですが、興味の有る方は、著者の本を読んでくださいよ。
分娩体位考の方は、科学的な著作です。
床に近い位置で産むことは、医療者や家族と視線が近しい関係を作れるというものです。
分娩台では、周囲の人が威圧的に感じるからです。
それに脚を脚受けに乗せると、それ以上会陰が延びないので裂けてしまうのですよ。
それで会陰切開が必要になります。
ですが脚を自由にすると、会陰に延びる余地ができて、会陰裂傷が小さくて済むのです。
だから会陰切開をしなくてもいいのですよ。
陣痛の間に、のたうちまわっても、叫んでも、しゃがんでも、何でもできるのです。
分娩台なら縛られたまま、身動きが取れませんからね。
ウォーターベッドの中の水は温めたお湯なので、
陣痛の時の背中の痛みが軽減されるのですよ。
マッサージ効果も有りますしね。
だいたいお産が近い時に、分娩台まで移動するのは、けっこうたいへんです。
デメリットも有るのでお話しておきましょう。
緊急の処置がしにくいです。
ですからお産が長引いたり、胎児の状態が悪くて吸引分娩や帝王切開になる可能性が有る時は、
処置のしやすい分娩台に移っていただくことも有ります。
もともと分娩台は、お産するお母さんが気持ちよくという意味で作られたものではなく、
医療者が処置しやすいように作られたものですからね。
分娩台でお産してもらうと、とてもがっかりされる方が多いです。
次回はウォーターベッドで産みたいとね。
ですが、産み方なんて、それほどこだわる必要は有りませんよ。
要は、医療介入がなるべく少ないお産を目指しているということです。
最近、知り合いから聞いた話で、笑い話のようなものが有りました。
オダン先生は、毎年、講演のために鎌倉に来られるのですよ。
その鎌倉での話です。
やはり感銘を受けた助産所が有るのでしょう。
1人目の時は、部屋に縄が1本、ぶら下がっているだけだったそうです。
好きにするようにと言われたようです。
さすがに2人目は、無痛分娩の病院で産んだそうです。
痛みが無いので、楽だったとか。
両極端なお産をされたわけですね。
この分だと、もし3人目を妊娠したら、また無痛分娩を選択されるでしょうね。
ですがちょっと待ってください。
タマル産のウォーターベッドで1人目を産んでください。
すると、産んだ、という感動が味わえると思いますよ。
それも本来のお産よりはずっと楽なはずです。
すると、2人目の時は、もっと楽に産めるでしょうから、
3人目ならわざわざ背中に麻酔をしなくても、簡単に産めてしまうでしょう。
私が理想としているのは、そんな感動できるお産なのです。
開業するまでに、20箇所くらいで、お産を手伝ってきました。
メインで働いたのは3箇所ですが、若い時はよく応援に行きますからね。
一番性に合っていたのは、綾部の夏山先生のところでしょうか。
今はもう亡くなられましたけれどね。
そこは古い旅館を改造しただけの施設なのです。
ですがその実、医療器械は最先端のものばかりで、
帝王切開率はたったの1%だと言われていました。
そんな風になりたいですね。
ただ放ったらかしではないのですよ。
普通の病院のようにただ安全なだけではなくて、すごく快適に過ごせるということですね。
「健やかに、笑顔いっぱいの子に育ってください。
お産は何回してもたいへんですが、ととも幸せになれます。
手のこんだ温かい食事、家でもまねしています。」
食事はね、自慢なんですよ。
まったくの日替わりですから、おそらく前回妊娠時とは、まったく違う食事だったでしょう?
前回妊娠時の献立を調べて作ることも有るのですよ。
ちゃんとノートに、何を出したかまで記録されているのです。
まるでカルテ並みではないですか。
それでは、今日はいよいよ年末ですね。
外来で有った質問に、お答えしておきましょうか。
お産の時に、他院と同じように分娩台で産めますか?という質問でした。
タマル産ではフリースタイルという類の分娩方法ですから、
逆に不安になるようですね。
あるいは友人から、分娩台でないと足が滑って力が入りにくかった、と聞くことも有るようです。
それで、希望によって、分娩台でもぜんぜん構いませんよ。
ただね、せっかくですから、一度ウォーターベッドでのお産も経験してもらいたいですね。
できれば両方して、3人目の時に選んでみてはどうでしょうか。
タマル産で、ウォーターベッドのお産を始めたきっかけは、
もちろんミッシェルオダン先生の「バースリボーン」という本を読んだからです。
それから世界中のウォーターバースの本を個人輸入して、たどり着いたのです。
今なら個人輸入は簡単ですけれどね。
日本でも当時、「分娩体位考」という本が、医療者の間では話題になりましたよ。
オダン先生の方は、精神的なお話で、言うなれば野生に戻りなさい、というものです。
これには根拠が有るのですが、興味の有る方は、著者の本を読んでくださいよ。
分娩体位考の方は、科学的な著作です。
床に近い位置で産むことは、医療者や家族と視線が近しい関係を作れるというものです。
分娩台では、周囲の人が威圧的に感じるからです。
それに脚を脚受けに乗せると、それ以上会陰が延びないので裂けてしまうのですよ。
それで会陰切開が必要になります。
ですが脚を自由にすると、会陰に延びる余地ができて、会陰裂傷が小さくて済むのです。
だから会陰切開をしなくてもいいのですよ。
陣痛の間に、のたうちまわっても、叫んでも、しゃがんでも、何でもできるのです。
分娩台なら縛られたまま、身動きが取れませんからね。
ウォーターベッドの中の水は温めたお湯なので、
陣痛の時の背中の痛みが軽減されるのですよ。
マッサージ効果も有りますしね。
だいたいお産が近い時に、分娩台まで移動するのは、けっこうたいへんです。
デメリットも有るのでお話しておきましょう。
緊急の処置がしにくいです。
ですからお産が長引いたり、胎児の状態が悪くて吸引分娩や帝王切開になる可能性が有る時は、
処置のしやすい分娩台に移っていただくことも有ります。
もともと分娩台は、お産するお母さんが気持ちよくという意味で作られたものではなく、
医療者が処置しやすいように作られたものですからね。
分娩台でお産してもらうと、とてもがっかりされる方が多いです。
次回はウォーターベッドで産みたいとね。
ですが、産み方なんて、それほどこだわる必要は有りませんよ。
要は、医療介入がなるべく少ないお産を目指しているということです。
最近、知り合いから聞いた話で、笑い話のようなものが有りました。
オダン先生は、毎年、講演のために鎌倉に来られるのですよ。
その鎌倉での話です。
やはり感銘を受けた助産所が有るのでしょう。
1人目の時は、部屋に縄が1本、ぶら下がっているだけだったそうです。
好きにするようにと言われたようです。
さすがに2人目は、無痛分娩の病院で産んだそうです。
痛みが無いので、楽だったとか。
両極端なお産をされたわけですね。
この分だと、もし3人目を妊娠したら、また無痛分娩を選択されるでしょうね。
ですがちょっと待ってください。
タマル産のウォーターベッドで1人目を産んでください。
すると、産んだ、という感動が味わえると思いますよ。
それも本来のお産よりはずっと楽なはずです。
すると、2人目の時は、もっと楽に産めるでしょうから、
3人目ならわざわざ背中に麻酔をしなくても、簡単に産めてしまうでしょう。
私が理想としているのは、そんな感動できるお産なのです。
開業するまでに、20箇所くらいで、お産を手伝ってきました。
メインで働いたのは3箇所ですが、若い時はよく応援に行きますからね。
一番性に合っていたのは、綾部の夏山先生のところでしょうか。
今はもう亡くなられましたけれどね。
そこは古い旅館を改造しただけの施設なのです。
ですがその実、医療器械は最先端のものばかりで、
帝王切開率はたったの1%だと言われていました。
そんな風になりたいですね。
ただ放ったらかしではないのですよ。
普通の病院のようにただ安全なだけではなくて、すごく快適に過ごせるということですね。