タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味。実は多産を象徴し、蜜は甘い。聖書には約束の地カナンは、蜜とヤギの乳の流れる地とある。

自分の幸せのためには離婚しても良い?

2017-05-17 21:09:48 | つれづれ
山口県宇部市の陽誠(はるま)くん、4月16日生まれ。
「天と人に誠実に生き、みんなから愛される子になってください。
お産の痛みを通して、1歩たのもしい母にさせてもらっていると思いました。
1人目のお産や入院の時のことを覚えてくださった方も居て、とても嬉しかったです。」

私も覚えていますよ。
何千人という赤ちゃんを取り上げてきましたが、
けっこう覚えているものですよ。
みなさんにとっても、お産の経験はその後の母親としての人生に大きく影響しますよね。

そして、宗教心を持って、人のために生きる人生を選ぶというのは、すばらしいことではないですか。
タマル産も、日夜、みなさんのお役に立てることを一番に考えて診療していますからね。
それを聞きつけて、わざわざ来院されたのですよ。

さて、今日のお話です。
最近、外来で診療していると、とくに感じることですが、
タマル産で生まれたお母さんが、何年か後に来院されると、
離婚されていることが多いのですよ。
その時は、再婚を予定して次の子の妊娠であったり、
性感染症であったりすることが多いです。

私たちの年代では、離婚なんてするのは良くない、と考えているものだとばかり思っていたら、
現実はそうではなく、2009年の調査では、離婚すべきでないと考えるのは70代のみで、
それ以下の年代では、離婚しても良いが過半数だったそうです。
とくに40代、50代ではそうだというのですよ。

2016年の婚姻件数は62万組で、離婚件数は21万組と、約3組に1組が離婚するペースです。
アメリカなんて、離婚は過半数ですし、
ヨーロッパは、そもそも結婚せずに赤ちゃんを産むのが主流です。

内閣府の国民生活選好度調査によれば、
離婚を肯定する理由として、自分の生き方を大切にするようになったことの反映だそうです。
さきほどのタマル産で産まれたお母さんが、人のために生きる子を、と願うのとは正反対ですね。
むしろ自分のために生きなさい、と言っているようなものですね。
最近のアメリカの大統領もそうですか。
世界もそういう方向に向かっているのでしょうか。
それでも日本人だけは違うと信じていたのですけれどね。

離婚に否定的な意見では、
子どもが犠牲になる、という質問が有ったのですが、
その割合は大きく減少したようです。
また、いったん結婚したのなら最後まで努力すべき、という意見も減少していたのです。

お母さんが離婚して幸せになると、
子どもも幸福になるだろうと考えがちですが、
実際には、子どもたちは自尊心が低下するようです。
また、経済的に困窮し、子どもを虐待する率も高まるのです。

子どもの学校の給食費を払わない親が居るなんて信じられない、と思うところでしょうが、
これは貧困から来るのでしょうか、それとも親から子どもへのイジメなのでしょうか。

タマル産が目指すもの、それはタマル産で生まれた子どもたちが、
将来人のために奉仕するような、そんな大人になってほしいと願うものですよ。
そのためには、両親が幸せに仲良く暮らす家庭から、
健康な心を持った子が育つのではないでしょうか。


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