たまおの星便り-32cmドブソニアン「さんだゆう」の航海日誌 N O W !!  

口径32cmの自作反射望遠鏡「さんだゆう」で房総九十九里から日毎夜毎、星海原に繰り出し、夜空を駆け巡る観測日誌。

・2012/4/28 遥かに煙る黄砂の浅間、春の北軽井沢。

2012-05-04 | たまおの星便り

 連休の初日、半年ぶりに北軽井沢にある友人の観測所に向かった。前日夜に実家の茨城、坂東市に行き雑用を済ませた後、翌日、雨の上がった国道50号をひたすら西進し、さしたる渋滞もなく前橋経由で406号フルーツ街道に入った。初夏のような陽気となって山間の道沿いには花が咲き乱れ、満開を少し過ぎた桜が雪のように舞い散っていた。陽がかなり高いうちに草津街道の権田宿にさしかかったこともあって、途中、亀沢温泉に立ち寄った。連休中とあって混んでいたが山桜や新緑に囲まれながらゆったり露天風呂を楽しんだ。

 北軽井沢の玄関口、二度上峠にさしかかると夕日を浴びた浅間山も麓の町も空も黄砂一色に染まっていた(写真左)。それでも快晴、高原の星月夜を思い心が躍った。友人の別荘観測所に着くと既に先着組が手持ちの機材を設置していた。夕闇が迫る中、こちらも32cmドブ「さんだゆう」を急いで組み立てる。観測所の主砲はC11シュミカセのほかに昨秋設置の40cmGOTUドブ、それに最近導入されたセレストロンEdge HD1400の35cmシュミカセ全自動赤道儀(写真右)。ここ一年の機材の充実振りに驚かされる。
 暗くなってまず南中の火星を40、35、32センチで観望。黄砂がどんより漂うだけあって大気は安定し揺らぎが少ない。わずか10秒そこそこの視直径ながら北極冠やあたかも南極冠のように見えるヘラス大陸の白雲が良く見える。東南の土星はまさに絵に描いたような理想的な輪の形が見ごたえがあった。そうこうして上弦の月が沈むのを待つうちに22時過ぎになって急に雲が広がり、たちまち星が掻き消えてしまった。衛星赤外画像を見ると、なんと本州全域が依然晴れ。しかし「ひまわり霧画像」では逆に全域が真っ赤に染まり、実際は霧やごく低い雲に厚く覆われていることがわかった。止む無く食事と仮眠をとりながら待機、明け方2時過ぎから一転快晴となり、かろうじて薄明までの1時間半、網状星雲や夏の銀河の星々を探訪することができた。
 翌29日は薄曇りで月、火星、土星のみを35cm砲で雲間から観望。しかし天気は回復せず、観測所を訪れた仲間と星空談義に花を咲かせた。

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2 コメント

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星仲間はいいですね (ざなっく)
2012-05-06 17:19:03
いつも楽しく拝見させていただいております。
ブログに書き込みさせていただくのは初めてです。
皆さんで星を見たり、星談義をしたりするのは、とても楽しいですね。

大分の彗星会議にはご出席されますでしょうか?
お会い出来れば幸いです。
Re;星仲間はいいですね (たまお)
2012-05-06 21:53:29
ざなっくさん、いつもご訪問ありがとうございます。いつもは波の音を聞きながらたった一人で星を見ていますが年に数回、星の仲間と語り合えると少し元気が出てきます。
6/2からの彗星会議は遠方でもあり仕事もあって参加できそうにありません。残念ですが別の機会にお会いできるのを楽しみにしています。

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洗濯物を取り込んでいると・・・ (海に落ちる星屑)
あぁ・・・もうそんな季節なのね