ベン・ハガノゲン伯爵のメモ

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幻想小説『言語特捜』第10話 無の仮面

2017年03月08日 | 創作メモ

「あの仮面をつけた男・・・あの男は仮面をつけていたのだが、それが思い出せないのだ」
「それは「無の仮面」だ。思い出せるはずがない。君は何も見なかったのと同じなのだ」
「そんなバカな。ヤツはある仮面をつけていたはずだ。確かに私は見たのだ」
「ハハハ、バカな事を。そいつはそもそも[経済]や[金融]という幻力(げんりょく)を使う怪しげな奴だぞ。そんな奴が普通の人間なものか?・・・・・わからないか?そいつはプレテナス星人なのだ」
「なんだと、バカな!・・・人間でないなら、異族かもしくは言語特捜ではないか?」
「私が異族なのだから、その男がなぜ異族なのだ?それになんで言語特捜が訳のわからない仮面をつけているのだ?」
「なぜプレテナス星人が?地球を去ったはずでは?」
「地球を去ったさ。旅行をしていただけだからな。だが事情があるのだ。それであいつは地球にいたのだ」
「事情とは?」
「それはわからん。変な仮面をつけているぐらいだ。怪しい事に関わっているかもな」
「それは異族であるおまえらがそもそもテロや戦争を起こそうと」
「違う」
 その言葉に続けていう。
「事故なのだ」
「事故?バカな。現にテロや騒動を引き起こしたではないか?」
「実験をしていて、失敗をしたのだ。その結果、A世界で暴走が起こった。それがあのテロだ。だがテロをやったのではなく実験をやっていたのだ」
「信用できない」
「もう一人のプレテナス星人、そいつは「黒い病」という仮面をつけている。その男に対抗するための実験をやっていたのだ」
「なんだと?」
「だがやっかっいなのは「無の仮面」の方だ。ヤツは何を考えているかわからん。「無の王」と呼ばれたりしているのだが、ヤドニデス星という星を壊滅させた〝実績〟がある」
「そんな物騒な奴なのか?」
「その通りだ」
「・・・・・そもそもおまえら(異族)は何者なのだ?」
「我々はプレテナス星人から派生した種族だ。ガデノゴス星という星に住んでいた。プレテナス星人にその星を滅ぼされてから、ずっと流浪している」
「えっ?」
「とりあえず「無の仮面」に対処しなければ・・・。原始的なやり方だが[交換]を逆用しようかと思う」

 以上は太田と異族との会話である。

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小説
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