北多摩の爺さん

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、我儘に・・・ 人生は後半戦が面白い。

プレミアムフライデー

2016年12月13日 | 爺(時事)放談

政府と経団連は、来年の2月から消費を促す対策として、
毎月最終週の金曜日は、仕事を15時に切り上げる「プレミアムフライデー」を、
全国多くの企業に呼びかけるらしい。

良いか、悪いかは机上の議論でなく、実際にやってみてから成果測定すればいいと思うが、
問題になるのは、悪かった場合の意見が前向きか、後ろ向きかということだろう。
こうやれば良かった、または良くなるといった意見なら前向きだが、
やるにはやったが、上司の視線を感じるから辛いといった意見なら後ろ向きだろう。
大事なことは、どちらの立場からみて成果測定するのかに・・・ 尽きる。

また、消費を促すことだけに目的があるなら、
提供する立場にいる人たちには、恩恵がないことになり不公平感は否めず、
仮に消費が上向いたとしても、目的が達成されたとは思えない。

行政から、そういった立場の方々に対しては、15時以降は残業扱いとして税金を還付するとか、
職場に対して補助金で支援するとかの対策が必要になるだろう。

昭和60年代の初めころから、成果主義という言葉が現実味を帯びて来て、
30年経った現在では、公務員はどうなっているのかしらないが、
民間の会社で年功主義を採用している会社は、本当に稀なんじゃなかろうか。

私の勤めている会社では、平成に入った頃には完全に成果主義に移行していた。
だが一方で、その成果を評価するに当たって、
未だに夜遅くまで仕事をしている社員を、頑張っているとして
評価する管理職がいることも事実だ。
そういった社員が評価されて管理職になると、 その管理職もまたそういった評価をしてしまう。
その繰り返しが30年だから・・・ いささか情けなくもある。

個人的な思いを要約すれば・・・ 日本人は働き過ぎだと思う。
働き過ぎが当たり前になって、次から次へと新しい目標を示されても期待に応えようとしている。
そして・・・ 何でもかんでも付加価値を付けて、
会社の利益を上げるために、知恵を絞ることが苦にならない。

幾ら付加価値のある商品や、付加価値のあるサービスを生み出しても、
少子高齢化が進む現実社会において、一家のお財布の中は、市場経済ではなく計画経済であって、
付加価値に飛びつきたければ、必要なものの何かを削らなければならなくなるのが実態だ。

せっかく頑張って、便利なものを生み出してくれてる方々には大変申し訳ないと思うが、
国家は資本主義でも、家庭は社会主義だということを認識しておくべきだろう。

話しが横道に逸れてしまった。
プレミアムフライデーも結構だけど、
そろそろ勤務時間を短くする方向へ舵を切るべきではなかろうか。

そして大事なことは、プレミアムフライデーの目的を何にするかであって、
私は、消費の促進ではなく、心のゆとりを提案したいが・・・ 如何なものだろう。

成熟した社会に消費を促す特効薬といえば、直ぐに思いつくのは少子化対策だけど、
勤務時間を短く、残業を少なくして、一時的には給料が下がるかもしれないが、
仕事を分散させて、女性が働きやすく、男性が協力しやすい、
子育ての環境づくりが最優先なんじゃ・・・ なかろうか。

時間を与えて、お金を使わせようといった発想は、
私は、あまり好きになれない。

まぁ、そうは言っても・・・ 年寄りだから、
働く時間が減って、お休みが増えて、給料がそのままだったら、
反対する理由は、なにもないけどね。

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