はんかくさいんでないかい。

八つ当たりブログである。だから誤爆はある。錯誤もある。情報の正確性も保証しない。でも、変なことは変だと言いたいのである。

【映画】パシフィック・リム (日本語字幕)

2014年01月06日 | 日記

【映画】パシフィック・リム 予告編 (日本語字幕)

上の動画は予告編だけど、本編は光テレビのビデオ配信(有料)で見る。怪獣が「カイジュー」と日本語とされているのが笑える。

怪獣に対するために、世界を防衛するのがイェーガーと称する巨大ロボットである。それも右半身と左半身の操作をそれぞれ別の人物が行なう。しかもそれが遠隔操作ではなく搭乗してという事だ。

搭乗する方式はマジンガーZ。脳波同調によるリンクによって、イェーガーの機体を調整するという方法は、ドラゴンボールのゴテンクス。怪獣のレベルアップしていく様は、アニメのD-Grayマンに登場するアクマ。

菊地凛子がさすが国際女優として重要なヒロインを演じる。その幼少期を芦田愛菜がやっていて、グロテスクな怪獣の姿とは対照的に、多分日本でも受ける要素は高い。

イェーガーのエース・パイロットだった主人公のローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)は怪獣「ナイフヘッド」を撃退するために兄のヤンシーと組んでイェーガー「ジプシー・デンジャー」で出撃する。ところがここで出現した「ナイフヘッド」は、それまでの怪獣よりも高いレベルのものであり、左半身を担当していた兄ヤンシーは、ローリーと脳同調している状態のまま殺される。

怪獣は太平洋に開いた時空の裂け目から登場する侵略宇宙人の斥候兼、侵略先兵として遺伝子操作によって作られた人工生命体であると判明する。太平洋に口を開いた時空の裂け目そのものを閉じないと、人類は絶滅シてしまうという状態になり、その閉鎖のために、元環太平洋防衛軍 (PPDC)司令官のスタッカー・ペントコストに捨てゴマとして採用されたローリー。それに怪獣に親を殺された菊地凛子演ずる森マコが、修復されたイェーガー「ジプシー・デンプシー」に搭乗して、エースであるイェーガーの「ストライカー・エウレカ」のバックアップにまわる。

その作戦を行なう前段、怪獣の脳と同調を試みたニュートン・ガイズラー(チャーリー・デイ)によって、作戦情報が時空の裂け目の向こうに存在する怪獣を操る存在に検知されてしまう。結果として、その存在は巨大なカテゴリー4の怪獣2体「ライジュウ」「スカナー」が割れ目から出現させ、イェーガーのストライカー・エウレカを電磁バルスで故障させ、パイロット親子の父の腕を骨折させる。残存する4機のイェーガーのうち「チェルノ・アルファ」の2機は破壊され、パイロットも死亡する。残るイエーガーはジプシー・デンプシーと父親が負傷し搭乗不能となったストライカー・エウレカのみとなる。ストライカー・エウレカにはスタッカー・ベントコストが搭乗し、最後の決戦のため、太平洋の真ん中、時空の裂け目に進軍を始める。

結末はあっけない。時空の裂け目を開くのは20万トン級の核爆弾が必要だと言っていたのに、その設定が最後はイェーガー、ジプシー・デンプシーの核爆弾を抱いてのものとは思えない自爆で幕を閉じる。ヲイヲイ自爆かよ、という話である。もちろん、パイロットの二人は脱出する。その前段でスタッカー・ベトンコストが搭乗しているストライカー・エウレカは大きなダメージを受け、ジプシー・デンプシーだけが任務が可能な状態であると見て取り、こちらはスタッカーともども自爆する。最後の二人の脱出と、それが可能だったという設定は、爆弾が時空の裂け目を通過するためには、怪獣の遺伝子による識別があるという話だったのに、あちらから脱出する脱出ポッドにはそれが無いという設定は、逆に無理がある。相手側からの侵入を防ぐだけではなく、遺伝子によって出入りを検知しているのだったら、不要な違う遺伝子を持つ「あちらの世界」からの不用意な侵入も防ぐように作っているはずだと思うのだ。

世界は平和になっても、ヒーローが生まれない映画って、きっとハリウッドではつくれないんだろうなぁ。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。