読後感

歴史小説、ホラー、エッセイ、競馬本…。いろんなジャンルで、「書評」までいかない読後感を綴ってみます。

粘膜人間

2013年08月05日 | ホラー
    飴村 行                角川ホラー文庫

 タイトルと、日本ホラー大賞長編賞とあるのに魅かれて購入。いやー、日本にもこんなのがあったのかと思うくらいのグッチャングッチャンどろどろのスプラッタホラー。
 著者が子供のころ、腐臭をはなつ河童の生首の夢を見て、巨大な小学生と河童の殺し合いをイメージしたという。非凡だ。下卑て戦いの本能に優れる河童たちと、それをも圧倒する怪物小学生雷太の迫力がすごい。
 雷太も、その兄達も父親も憲兵たちも、森の妖精のような存在も、そろいもそろって下衆でありクズである。だから誰が殺されても心が痛まない。中盤で理不尽に拷問される女性だけが気の毒だが、彼女もそれなりのことはしてたんだね。
 ラストの雷太と河童の長兄との対決は、エイリアンvsプレデターを連想しました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿