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探し物はなんですか?

「ディナーダ」風がふくままに ローマでの出産と習慣 世界は色々だな

2017年09月30日 07時33分02秒 | ロード人
旅はこうして始まった

林檎の件もあり、しっくりいかなくて帰国された。
でも「お腹の子供は、林檎の事で俺に文句を言う事はないだろう」

暑いローマの夏は毎年アフリカから熱波も来る。
「本当に暑かった」
感激と言う言葉が心の底から感じた夏だった。いよいよ子供が生まれる。
初めての子供の為に解らない事がいっぱいある。親も親戚も居なくて、言葉も良く解らない国での出産。
「彼女は、不安でしょうがないだろう」少し後悔を感じた。
こんな状態で、彼女に子供を産ませる事が罪にも思えた。
病院には、どうにか俺のイタリア語で入院が出来てひと安心。
金曜日の夕方に入院した。一緒に泊まりたかったが、病院の規則でだめだと言う。俺は仕方なく帰り翌日に早く来る事にした。
運命の日。病院に朝早く着くと病室に彼女は居ない、看護婦さんに聞くと、もう陣痛が始まり分娩室の方に居ると言う。俺は急いで分別室の方に向かうと、もうすぐ生まれるのでここで待っていろという。彼女は言葉も良く解らないので俺も一緒に居ると言うと、だめと言われた。
「待っている時間の長い事」
「生まれた」
「女子だ」
感激で涙が止まらない。
出産後の彼女の顔を見ると疲れきった様子、本当によくがんばってくれた。
「ありがとう」
幸福な気持ちと不安な気持ちが交差する。
「がんばろう」
次の日退院の予定だったが、黄疸がでたので数日延びた。
その間で驚いたのがイタリアの習慣。
病室の部屋の前に、いつもビールとかワインの空瓶が置いてある。どこの部屋の前もほぼ同じ状態。
「本当にイタリア人は、節操がない人種だ」
彼女に話すと、イタリアではおっぱいが良く出る為に飲むと言う。
嘘のような本当の話。
「それならば、他の国でもそうなのか」
「まさか」
それから、看護婦さん達が良く子供を見に来る。
「日本人の赤ん坊が珍しいのかな」そして必ず足にキスをする。
「幸せな子供だ」
いよいよ退院。看護婦さん達に見送られアパートに帰った。
「子供の名前をどうしよう」
生まれる前までは、男だと決めつけていたので困った。一生ついてまわる事なので、二人で一生懸命考えた。
パリで知り合って結婚。夏のローマで生まれた子供。
「さあ、どうしょう、責任重大」
名前は「まり子」にした。
「いい名前だ」
でも、イタリア人の友達はマリアにしろとうるさい、マリア様にあやかっ方が良いと言う。
日本人は歳をとってからマリアは変だからと言っても、理解出来ないようだ。

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