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探し物はなんですか?

「ディナーダ」風がふくままに ニューヨークで親孝行 でも 妻は怒っている

2017年07月31日 06時43分46秒 | ロード人
旅はこうして始まった

妻と子供を連れて無事退院。
アメリアでの出産費用は高い、会社の保険のグレードが高かったので少ない費用ですんだ。
保険にはっていない人には厳しいアメリカのようだ。
その夜はお袋と兄貴達とささやかなお祝い、皆泣いていた。
「俺は呼んで良かったと本当に思った」上の子供はずっと赤ん坊を見ている。
「不思議なんだろう」来週にはお袋達は日本に帰ると言う。
妻も元気そうなので、休みの時にワシントン市内とニューヨークを観光させようと思った。
お袋は「自由の女神を見たい」
兄貴は「エンパイヤビルを見たい」
出産の手伝いとは言え、初めてのアメリカだから当然かも知れない。
妻はご機嫌斜めになる「上手くいかないな」
不満はよく理解できる、何の為に日本からお袋と兄貴を呼んだのか。
出産後の大変さを助ける為に呼んだんだが、俺は女房に言った、
「その通りだ。もし君がとても具合が悪ければ、お袋達には我慢をしてもらう。
そうでなければ、親父に出来なかった親孝行をさせてくれ」
妻は理解をしてくれた。

休みの日、朝早くにアムトラークに乗りニューヨークに行った。
兄貴は楽しそう。お袋は目を丸くして窓を見ている。俺は妻には申し訳ないがこれでいいと思った。
マジソンスクエアガーデン傍の駅に着いた「夕方の六時には、ニューヨークを出なければいけない」
初めに目指したのはエンパイヤビル。兄貴は子供ように喜んでいる、それから、世界貿易センター、
世界一高いビルにお袋は感激。
お昼は五番街でハンバーガーを食べてたが「お袋には無理」
出る時に女房が作ってくれた、梅干入りのおにぎりを感謝して食べていた。
「申し訳ない。私達だけニューヨークに来て楽しんでいる」
国連ビル、ブロードウェー、タイムズスクエアー。そして、今回のメインの自由の女神。
船で島に渡ると、目の前に自由の女神を見える「こんな傍で見たのは初めて」
お袋は女神の頭の所まで昇った。兄貴に「お袋は元気だな」と言った。
「親父が生きていれば一緒に来れたのに」兄貴は涙ぐんだ。
お袋の満足の顔と、兄貴の興奮のままワシントンに帰った。
やさしく妻は迎えてくれた「本当に感謝」
妻に、五番街をお袋が歩いている姿の事を話した。
「今でも嘘みたいだ。海外なんて似合わない。すごく可笑しいけど、
いつか天国にいったら親父にちゃんと伝えてくれかな」
「お袋がスニカーを履いて、五番街を歩いたんだ」
声に出して妻にありがとうと言った。妻はニコッと笑いうなずいた。
翌週、お袋と兄貴は日本に帰って行った。

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