MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

知性主義と反知性主義に挟まれて

2017-06-28 23:21:25 | Weblog

【訃報】蓮實重臣氏=音楽家
このハゲ!豊田議員さらに深まる恐怖の“パワハラ無間地獄” ミスは秘書のせい、家族にも魔の手…他事務所では“天使”の顔
絶叫暴言・暴行の豊田議員に宮根キャスター「ミュージカル調じゃなくてエロ詩吟」
麻生財務相の「あれ女ですよ」発言、小倉智昭氏が「そんなに問題にすることかな?」

 秘書への暴言、暴行問題で自民党に離党届を提出した豊田真由子衆院議員は桜蔭中学、高等学校から東京大学へ進学し、厚生省へ入省後、国費留学生としてハーバード大学大学院へ留学して修士号を取得したらしい。そこまで優秀だと一般市民は誰もがバカに見えても仕方がないのかもしれない(ちなみに宮根誠司は豊田真由子衆院議員のミュージカル調の暴言をエロ詩吟と評したが、本人は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンのつもりだったと思う。)。
 このことと関連して気になったことは音楽家の蓮実重臣が49歳の若さでS状結腸がんで亡くなったことである。重臣の父親は言わずと知れた蓮實重彦で、元東大総長だった人である。去年、小説『伯爵夫人』で第29回三島由紀夫賞を受賞した際に、「バカな質問は止めていただけますか」と終始記者会見で不機嫌だったことで一般的にも多少知られた人である。重彦の父親は蓮實重康は日本美術史学者で京都大学教授だったのだが、重臣は東京大学にも京都大学にも進学せず、何故か東京外国語大学卒業で、だからと言って言語学者になるわけではなくミュージシャンになっている。重臣の音楽を聴いたことはないが、重彦の教え子たちである映画監督の黒沢清や青山真治の作品に参加していないということでその実力は推し量れるだろう。
 何が言いたいのかというと、遠慮のない的確な批評で相手を徹底的にコテンパンに叩きのめすことで知られる重彦の下で育つことに伴うストレスは相当なものではなかったのかということである。もちろん豊田真由子のような暴言は受けなかったではあろうが、例え褒められたとしても父親が息子に気を使って褒めていることくらいは分かるだろうから、どちらにしてもやはりストレスは避けられず40年以上続いた過度のストレスが結果的に寿命を縮めたのではないだろうか。

 ところで「学歴だけ見たら一点の非もつけようのないほど立派だったけど。あれ女性ですよ女性。男と書き間違えているんじゃないか」と述べた麻生太郎副総理兼財務相に対して、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」で小倉智昭は「男と書き間違えているんじゃないか、という言葉があるということは、豊田さんがあのような行為を行ったことを受けて、それ全体を受けて『あれ』と受け止めたんじゃないかな。女性なんですから、それはないでしょ…と。僕はそういう風に受け止めた」「これはでも女性差別ではなくて、女性の方が普通は穏やかでってことだから。悪いことじゃないと思うんだよね。女性はそんなに暴行ふるったり、暴言吐いたり普通はしないでしょ、ってことと受け止めたら、女性がそんなに問題にすることかな? と僕は思った」と発言している。
 しかしわかりやすく麻生の真意を書き加えるならば「学歴だけ見たら一点の非もつけようのないほど立派だったけど、(いくら学歴が立派でも所詮)あれ女性ですよ女性。(しかし勇ましさだけを見るならば)男と書き間違えているんじゃないか」となるはずで、はやりいつもの麻生のバカ発言なのである。

『事件』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« アルチンボルドの「法律家」 | トップ | 『サイレント・ランニング』 »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。