フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

足し高の制

2016-12-12 23:27:06 | Weblog
江戸時代の名将軍と言えば、享保の改革を成し遂げた徳川吉宗ですね。テレビドラマの「暴れん坊将軍」でお馴染みです。ドラマでは格好良く描かれていますが、吉宗は「米将軍」とか「ケチの典型」と言われました。享保の改革はいまで言えば中央政府レベルの行財政改革です。これもテレビでお馴染みの大岡越前守の補佐を得ていくつかの新機軸を打ち出しています。
その一つが足し高の制です。若手登用の促進をはかるものです。新しい職務は禄高が今の立場よりうんと高いのですが、この職務につくと相応しい額が足してもらえるのです。野球の選手が二軍から一軍に上がると一軍手当がつくのです。それと同じです。この制度の素晴らしいところは、若手登用がスムーズにいきます。
経験だけでは、なんともならない壁を破ることが出来ないことも多くあります。会社の中でもこの足し高制度を取り入れたらどうでしょうか?。もちろん、任期が終えれば給料はもとに戻りますよ(笑)。

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