フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

残暑

2017-08-08 23:59:48 | Weblog
残暑お見舞い申し上げます。そうです、7日に立秋を迎えたので、暑中見舞いの手紙も残暑見舞いとなります。
さて、立秋とは暦の上での秋の始まりを告げるものです。田舎ではクリの木に緑の小さな実がついているかもしれませんね。自然界は実りの秋に向けて着々と歩んでいます。東海地方は台風も去って夏の日差しが戻ってきましたが、暑さはまだまだこれからです。いや、酷暑はこれからかもしれません。今、はやりの俳句の季語に「風死す」があります。夏の盛りに全く風がやむことで耐えられない暑さの状態のことをいいますが、こうした状況も度々訪れるでしょう。
こうした暑さを和らげるのが風です。日本の伝統的な家はこの風をうまく取り入れるのが特徴ですが、現在の家は気密性を重視しているので風も入り込めません。あとはエアコン頼みですね。こうした生活に慣れてしまうから、ほんのちょっとの外出にフラフラになってしまいます。自然に背く罰でしょうか。