フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

自分とは

2014-07-18 23:34:21 | Weblog
ある本の記述に興味深い言葉がありました。「人は自分のことを3割高く評価している」というものです。著者はこれを本人にとって良いことだと結んでいます。なるほどそれほどの気概がなければ事が運ばないかも知れないと思ったのです。とは言っても何事も全くの一人では何も出来ないのも事実です。自分を取り巻く人との融和が何より大切になって来ます。そのためには、時には我を捨てる勇気も必要です。
こんな一例をひいてみましょう。お風呂に入っていてまわりのお湯を自分の方へかき集めると、いつの間にか脇からお湯は流れ出てしまいます。反対に自分近くのお湯を前へ出していくと知らず知らずのうちに脇の方から自分の方へお湯が入って来ます。このように自分が人に尽くすというやり方をすれば必ず自分も満たされるのです。心の中で3割増しの自負心を持ちながら、周りにも3割以上の心遣いをすることが事をなすには必要なんですね。気持ちのバランスをとって事に当たりたいですね。