フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

礼法

2017-02-20 23:19:44 | Weblog
ちょっと古めかしいタイトルです。しかし、この礼法は現代に最も必要とされるものです。何故ならば人と人とが心地よく関係を築く為のツールだからです。ただ礼法をひけらかすのは、相手を不快にさせたり負担を感じさせることにつながります。「前きらめき」という振る舞いですね。何故礼法を身につけるのでしょう。時、場所、状況に応じて、相手に心地よく過ごして貰うのです。
忘れてならないのは、笑顔も礼法の一つになるのです。笑顔も姿勢の一つ、また、目は心の窓でもあります。姿勢を整えた上というと笑顔を整えることです。グッドコミュニケーションは出合い頭の六秒で決まる、つまり第1印象にあるわけですから、笑顔は大事な礼法になるのです。
そして最後の礼法はお迎えとお見送りです。別れは次の出合いのパスポートとも言われますから、特にお見送りに神経を使うべきです。最後の礼法はお見送りに真心を込めることです。

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ものの見方

2017-02-19 23:56:14 | Weblog
人間の長所と短所は同じものという考え方があります。何故ならば境遇が変われば、長所が即短所に変わるからです。例えば独立心の強さは、一方では独りよがりに映ります。同じように優しさは優柔不断に、剛胆さは粗暴だと云われ、明るくて積極的で冒険好きが無神経でわがまま、無鉄砲となるのです。このように見方は裏側と表側があります。
最近では、国どうしのある出来事が、捉え方が真逆になってのコメントが新聞に出回っています。マレーシアの事件での、韓国、北朝鮮から出るコメントを比較して見て下さい。こんな風に見方が違うのかとビックリしますよ。ですからトランプ大統領のメディアの選り分けがありうるのです。新聞には新聞論調が各社で違いが当然ありますから、そういう多様性が起きてきます。それをあまねく目を通して、自身の政策に反映させるのが民主主義の基本です。ですから、何事も裏と表があると承知してのことですが。

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春一番

2017-02-18 23:12:00 | Weblog
「♪~もうすぐ春ですねぇ。ちょっと気取ってみませんか~♪」春一番と聞いて、キャンディーズの曲を思い出す人はどれほどの数になるでしょう。10代が多いSKE48のメンバーと話をしていて、キャンディーズを知らないメンバーがいることに非常なジェネレーションギャップを感じたものです。しかし、この「春一番」は春を呼び起こす響きの良い言葉ですね。
春一番は、立春から春分の間に、その年初めて吹く南寄りの強風を言います。冬の使者たる木枯らし1号を発表するのは東京と近畿だけですが、春一番は北日本と沖縄を除き、各地で発表されますから、もう春一番を味わった方も多いでしょう。発表のことを考えても春一番の方が人々の暮らしに与える影響が木枯らし1号よりはるかに大きいということです。もちろん、一番があるからには二番、三番もあり、春二番、春三番と呼ぶのです。強風といっても南風で暖かいので、春一番で木の芽がゆるみ、春二番で花が咲き始めるそうです。春告げ風ですね。

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五感通信

2017-02-17 23:31:12 | Weblog
最近、目が疲れるという声がよく聞かれます。日常では視覚、聴覚に加え、触覚、嗅覚、味覚の五感を駆使して生活し、お互いに情報を交換しています。その際にインターネットを使用しているのでどうしても視覚情報が圧倒的に多くなりますから目が疲れるのでしょう。これが現代人のストレスの原因とも言われているわけです。ですから、視覚以外に情報伝達に使おうと触覚や嗅覚などの五感通信の研究が進められています。
さて、我々のもっと身近なところで五感を十分に使っていますか?。この身近な生活の中では、なかなか五感を活用することが多くありません。視覚で言えばスマホに熱中するあまり、周囲が見えなくなっていることに気づきます。目の端には入っていても、行動に移すことが出来なくなっています。新年会、忘年会なども減って、味覚を通して触れあう回数も極端に少なくなっています。人と話す機会が少なくなれば、自分の耳から入ってくる生の情報が届きません。
五感通信をもう一度、しっかりと考えてみたいですね。

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国家

2017-02-16 23:42:14 | Weblog
20世紀から21世紀に変わる時によく言われたことは、21世紀は国家間のやりとりよりも地域間や市民レベルの交流が力になる時代だということです。何故ならば、ITの進化によって今や電子メールで海外にいつでも直接思いや考えをすぐに送ることが出来るからです。慰めや励ましの言葉を送って精神的な支援が出来ますからね。
しかし今年に入って、アメリカにトランプ大統領が誕生して、急に国家という概念がクローズアップされてきました。どの国も「自国ファースト」を唱える政党が力を増してきました。市民レベルの交流はひそやかにやっていくことになりましょう。世界のグローバル化の波で騒がれた時代が遠のいてしまいました。
先ほどのITの進化は、一国で成し遂げたわけでは決してありません。IT関連の各会社では、各国の移民達の叡智が結集して現在にいたっています。それだけに、トランプ大統領がサインした入国禁止令には、いずれの会社のトップも大反対でした。さあ、世界の国家は今年どうなるのでしょう。

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太陽

2017-02-15 23:38:00 | Weblog
少しずつ、少しずつ春が近づいて来ていますね。日当たりの良い部屋で太陽の日射しを浴びながら本を読んでいると、暖房をつけずに過ごしても十分温かいです。
日射しと言えば、最近は子供達の声が外で余り聞こえてきませんね。部屋の中での遊びが多いのでしょう。花には日をあて逞しく育てる必要があるのとの同じように、子供達にもまず明るい陽の光を与えてあげたいですね。外に出ないで陽に当たらずに育つ子供達が多いのは心配です。陽の光は色んな効能があります。まず、朝の陽を浴びると体内時計を正常に戻してくれます。また陽の光は脳内ホルモンのバランスを整える働きがあります。簡単に言えば心が丈夫になり、生き方に真っ正面に向き合うことが出来ます。
最近は春と秋が短くなってきたわけですが、それでも春の慈悲深い陽の光がこれからどんどん多くなりますから、家族も子供が外で遊ぶ背中を押してあげたいですね。

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死語

2017-02-14 22:37:43 | Weblog
同年輩の人と話していると楽なのは、同じ時代に生活してきたので、言葉が通じやすいからですね。先日も歌手の西田あいさんと話していたのですが、彼女は学生街という言葉のイメージがわかないと言っていました。我々の学生の頃、関西での学生生活でしたが、今でいうアイスコーヒーを「冷コー」と注文したものですが、大学の後輩にあたる番組関係者は「私たちはアイスコーヒーでした」というのです。
このようにジェネレーションギャップは言葉の世界にも随分あります。だから若者達の中で話をする時は随分と気を使います(笑)。公衆電話が段々少なくなっていく時代です。会話の中で「赤電話を探していたら」と話したら「赤電話って何ですか?」と聞かれてビックリしました。彼達にとって公衆電話は緑か、黄色なんですね。
ところで今日はバレンタインデーです。今から20年ほど前は、いわゆる義理チョコ全盛でしたが、この言葉もそろそろ死語になっていくのでしょうね。

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上司

2017-02-13 21:25:44 | Weblog
先日、新社会人の理想の上司のランキングが発表されました。毎年ランキングされる人もいれば、初登場の人もいます。新社会人というところがポイントでしょうね。会社に入って、こんな筈ではなかったと思う人、あるいは逆に良い会社に入ることが出来てよかったと感じる人と、それぞれで選び方が違ってくることでしょう。テレビを見ていて、自分の上司がこんな人であって欲しいと思っている人、同じ人を選んでも上司がこの人のように素敵だと思って選ぶ人、様々な背景があります。あと数年して同じ人を選ぶかどうかはわかりませんがね(笑)。
ただ、上司と部下と立場が分かれている場合、上司は必ずこの事を忘れないようにして欲しいですね。それは、1日に一度は部下と一対一になる瞬間を作るようにすることです。部下にとってはその瞬間が一番嬉しいのです。廊下でのすれ違いざまに部下に一言かける、これだけで部下はルンルンです。それだけに部下のプラス情報の収集を怠らないように。

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悪夢?

2017-02-12 23:59:56 | Weblog
今から54年も前のこと。丁度、この時期が大学受験の真っ最中でした。自分にとって快適な時期ではなかったのでしょう。いまだにその頃の夢を見ることがあります。
社会人になってからもそんな夢がまとわりつきます。例えば、大学のキャンパスに向かったら、友人から今日は試験日だと告げられビックリした夢は何度も出てきます。この夢の影響か、学生時代に戻りたいかと問われると「試験さえなければ」と答えます。
さて、社会人、それもアナウンサーになってから見る夢もあります。ニュースを担当する時に、快調に原稿を読んでいます。次のページをめくると、ニュースが書いてありません。白紙なんです。頭の中が真っ白になってしまいました。もちろん現実にはあり得ないことですが、こんな夢、悪夢を見てしまうのです。職業病とでも言うのでしょうか。職業病と言えば、親しい歌手に聞いたことがあります。コンサートで緞帳が上がったら、客席に一人もお客様がいなかったという夢を時々見ると。夢といえば、楽しい嬉しい夢を見ることは少ないですね。

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IT時代

2017-02-11 23:42:11 | Weblog
今日は祝日、建国記念の日です。久しぶりに親子で過ごす時間が多くなったことでしょう。しかし最近は父親の権威が随分、落ちてきたと聞きます。それはこんな例えからわかります。父親がなんか言っても「お父さん、それは違うよ。テレビでこう言ってなよ」とテレビの方が偉くなってしまいます。さらにiPadを手にする子供にかかっては「お父さん、ユーチューブでこんな画像があるんだよ、だからそれは違うよ」となります。父親がこの年になるまで重ねた経験があっさりと否定されてしまうのですから、嫌な世の中になったものですね(笑)。
さて、テレビ時代はもう一つ世の中を変えました。話をする際には短時間に歯切れよく本音を語る方がうけるようになりました。スピークアウトと言います。大声で歯切れよく喋ることです。トランプ大統領の顔が浮かんだ人もいるのでしょう。
あの人はTwitter攻勢をかけていますが、文字数が制限されているなかで人柄までは伝わりません。そんな中の判断でよいのでしょうかね。

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