フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

アカチャン

2016-05-29 22:05:10 | Weblog
赤ちゃんは赤ん坊の頃から、母親と父親には求めるものが違うそうです。母親に対しては優しさや静的なもの、甘えといったものを求めるそうです。これに対して父親には、好奇心の対象、遊び、動的なもの、刺激を求めるそうです。海の波に例えると母親の行動はなめらかな波、そして父親はギザギザした鋭い波を表しています。ですから、赤ん坊は本能的に抱かれること、父親には高い高いをして貰いたいと考えているそうです。忙しさにかまけて、自分の子供には高い高いとした記憶はほとんどありませんが…。
ただ昔はよその父親が子供に対して、高い高いをしている光景にはよく出会いました。しかし最近はそんな光景には全く出会わないのは、どうしてでしょうか。家の中ではきっと、そうした光景は今でも繰り広げられているのでしょうね。
母親と父親はお互いに、特性をいかしながら母親的な、父親的な接触を重ねて赤ちゃんの心と身体を育てていくわけですから、バランスが崩れていなければよいのですが。今さら、言えた義理ではありませんがね(失笑)。

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個人主義

2016-05-28 23:28:17 | Weblog
街中の出来事でどうも理不尽だと思えることに出会っても、知らないふりをする傾向が強いですね。まあ、さわらぬ神に祟りなし、でしょうか。自分の中にもそんな気分が少なからずあるようで、反省しきりです。他人に対して無関心な人が増えているように思えるのです。
「知らずして言うは不智なり、知りて言わざるは不忠なり」という言葉があります。知ったかぶりをするのは、自分の浅はかさを見せることで知っていて教えないのはよくないという意味です。言葉を使わない風潮を助長しているようです。言葉は他人に自分の意思を伝えることですが、またこちらがどう思っているか、判断してもらうことでもあるのです。
言葉の衰えはさらに進んでいます。携帯電話やパソコンなど、相手の顔を見ないで伝達出来ることが多くなったからでしょう。面と向かう煩わしさを断って過ごせれば楽ですからね。会話が無いと気持ちが読めなくなります。となると私たちはどうしても疑心暗鬼になります。もっと肉声を使いましょう。

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第一印象

2016-05-27 23:45:09 | Weblog
元来、我々は臆病者かもしれません。ですから初めて会う人と挨拶をかわす際にはかなり緊張し、顔もこわばるまではいかなくても、明るさを表すまではなかなか出来ないものです。しかしこの最初の出会いで爽やかな第一印象を与えるとその人の好感度はグーンと上がります。
そして人間の心理には「ハロー(後光)効果」といって最初に受けた印象を強めていく傾向があります。例えば、最初の印象が清潔な印象だとすると、その人はきれい好きで、人間関係も爽やかな人だろうと勝手にその人のよいイメージを重ねていくのです。もちろん逆の場合もありますよね。最初の印象が悪いとどんなに清潔感がある人でも、整理整頓が出来ないと思い込んでしまいます。
という人間の心理からすると会った時の第一印象と自己紹介をよりよくすることが大切です。悪い印象が良い方へ転じるのはなかなか難しいです。ですから、最初に感じのよい自己紹介が大切だということです。

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共感

2016-05-26 22:04:07 | Weblog
記者会見の模様がテレビで映し出されていました。こうした記者会見では、大抵は会見する本人だけの場面が見られ、質問する記者の顔はほとんど映りません。つまり、どんなニュアンスの質問かはわからないのです。この辺りも考えて放送して貰いたいものです。先日のある会見では質問者の質問ぶりもわかりました。これはよかったと思いますね。
ところで質問者は女性と男性ではずいぶん違います。一般論ですが、男性は質問上手ですが共感が苦手です。逆に女性は共感が出来ても質問がへただと思います。社会というコミュニケーションの中では、性別年齢を問わず自分の話をよく聞いてくれる人に心を開き信頼を寄せてくれるものです。ですから、男性は共感をそして女性は話し掛け方を工夫すれば、コミュニケーションはうまくなると思います。
感受性を高め、ニュースにも強くなっていて話し掛けの材料を集めておいて下さい。

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鈍感力

2016-05-25 23:46:03 | Weblog
いつも思うことです。政治家の不祥事がある時の記者会見で不正追及によくこうも居直れることだなあと。その際、渡辺淳一氏がかつて出版した「鈍感力」(集英社刊)という本を思い出します。その中で、渡辺氏は鈍感と鈍感力とは違うと言い切っています。つまりあの不正追及に居直る政治家は単なる鈍感で、鈍感力となると、基本のところでは鋭敏さや良識を持ち、その上で能力をさらに伸ばす推進力、あるいは落ち込まない復元力ととらえて欲しいと書いています。つまり失策をきちんと認めて、その後に努力し、名誉を回復することを鈍感力と表現しています。食べることに精一杯の暮らしから抜け出て、頭脳だけが肥大に働いてねたみ、ストレス、意地悪に過敏になりすぎているだけに、こういう人こそ鈍感力が必要だと説い
ています。
今回の政治家も、あれだけお金が有ってどうしてそうせざるを得なかったかを、心理分析して自分で解説し、謝罪して前にすすめと教えるのが鈍感力です。鈍感から脱皮して鈍感力を身に付けて下さい。

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究極の旅行

2016-05-24 23:22:47 | Weblog
子供さんのいらっしゃらない同世代のご夫婦は仕事を離れた今、実に優雅に暮らしていらっしゃいます。ご夫婦で旅行にでたりコンサートを楽しんだり、まさに人生を楽しんでいるといった感じです。かつては、寝台特急のトワイライトエクスプレスの一号車で旅をしたとも聞いています。見聞の広さは私などの比ではありません。
ところでこうした話をしていると、ふと死ぬまでに一度「豪華客船」で世界一周船旅をしてみたいと思えてきます。こうした船旅は究極の消費活動と言ってもよいでしょう。まずは、旅費は鉄道や飛行機などとは雲泥の差の高価なものですし、物を買ったり家を建てたりするのと違って、対価に見合ったものが残らないのでいかにもムダのようにも思えますが、まさにこれこそ消費という言葉に相応しいお金の使い方ではないでしょうか。豪華船の中だけがすべての世界、そこに何ヵ月も生活しながら世界一周。どんな旅の絵が描かれるのか想像出来ないだけに、却って魅力的にイメージ出来ますね。

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サミット

2016-05-23 23:22:20 | Weblog
さあ、今週は文字通り「サミット週間」です。サミットを日本語にすると主要国首脳会議です。サミットは英語でSummitです。意味は頂上、頂点です。
1975年の11月から始まり、ジスカールデスタン仏大統領の呼び掛けでパリ郊外のランブイエに仏、英、米、西ドイツ、日本、そしてイタリアの計6カ国が集まりました。経済で影響力を持つ国の政権のリーダーが、世界全体にかかわる問題を率直に話し、共通のメッセージを出す場となりました。つまり、最初は6カ国でスタートして、1976年の二回目からカナダが加わって7カ国になり、一時はロシアが参加しました。沖縄のサミットにはプーチンロシア大統領も参加しています。しかしウクライナ問題がこじれて、また7カ国になりました。
サミットは各国の持ち回りで、これまで日本では東京3回、それに沖縄、北海道の洞爺湖、そして今回の伊勢志摩と6回開かれるわけです。
今回も様々な問題が討議されるでしょうが、消費税増税の延期か否か、このサミット後に決まるのではないでしょうか。

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携帯カメラ

2016-05-22 22:34:39 | Weblog
またまた最近気づいたこと。ニュースの中で、視聴者が提供した画像がよく使われています。事件や事故に出会った視聴者が携帯で撮って放送局に持ち込むからでしょう。生々しい画像が当然多くなりますよね。また、私がインタビューさせて貰った歌手の方は、大抵取材模様を自分のブログに載っける為に後で録音風景を写します。カメラの場合もあれば、スマホの場合もあります。その際、相変わらず「はい、チーズ」と言いながらシャッターを押しています。
ところで、写真に笑顔を収める為の合言葉で、このチーズに代わる外国の言葉があります。例えば、メキシコはテキーラ、ドイツはビアー、ニュージーランドはキゥーイ、そして韓国はキムチィです。このところ外国から日本を訪れる観光客はうなぎ登りの様相をていしています。偶然に外国人から写真を撮って欲しいと頼まれることがあるかもしれません。一番日本を訪れる観光客が多いのは現在中国ですから、中国では何と言うのか、調べる必要がありそうです。

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有事

2016-05-21 22:35:15 | Weblog
伊勢志摩サミットが近づいています。それにつれて、名古屋の街も何だかパトカーの数が多くなったような気がします。確かに有事がないことが一番ですが、万一の場合の備えは必要です。警備会社のポスターには、安全安心という言葉がよく使われます。しかし、二つは単純には並べられません。安心と安全の間にはさらに信頼という概念も必要です。
さてこれだけの警備がされるということは、怖がるということがあると思います。寺田寅彦の言葉があります。「ものをこわがり過ぎたりするのはやさしいが正当にこわがることはなかなかむずかしいことだと思われた」この言葉のように正当にこわがるためには、こわがる対象について豊富な知識と判断力を持つことが大切です。今の日本の警備ぶりには、そうした知識、判断力に基づいて行われていると信じています。さらに言うならばオバマ大統領以外の首脳にも広島を訪れて欲しいものです。
すべての行程での警備が成功しますように。

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記憶力

2016-05-20 21:49:39 | Weblog
世界保健機構(WHO)が2016年版の「世界保健統計」を発表し、2015年の男女合わせた日本の平均寿命は83.7才で世界一をまもりました。20年以上連続だというからすごいものです。
ところで最近、人の名前が出てこないなど記憶力の低下が自分自身にも感じられますが、この長寿のニュースにふれてふと思います。それは人間は今のような長寿を前提に設計されていないからこそ、この年までの記憶力を育ててこなかったのではないかと思うのです。それだけに神様から与えられた贈り物の長寿をストレスを溜めずに生活することを心掛けなければなりません。幼児帰りの気持ちで又々新しくスタートし、言葉を新たに覚えるという気持ちを持って見ましょう。それと、手帳やポストイットなどに、書いて記憶するという手間を惜しまないことが何より大切ですね。
記憶力の減退イコール手間を増やす。この計算式で老後を乗りきっていきましょうか(笑)。

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