へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

マルチの色

2017年04月06日 | 日記
今日もレタスはすくすく育っとりますぅ~

ところでお兄さん。
育苗ゆうもんはなんともデリケートでおますなぁ。
水あげたりしまんのやけど、
冷たい水やとレタスはんがびっくりしますやろ。
ほやから、前の晩から水くんどいて
ぬるーなってからあげるんですがな。
なんとまぁ、びっくりでんなぁ


本日も午前中は
昨日と同じC圃場での草取りです。

2日目ともなると要領もわかってきて、

草を取る速度も早くなってきた気がします。

午後は、メロンの育種をしているTさんのお手伝いです。

I圃場です。


平鍬。水に浸して抜けにくくする。

2.5mの畝が並んでます。畝には養分となる堆肥やぼかしが入ってるんですが、
その入れ方も2通りにしてます。

一つは、畝全体に堆肥とぼかしをばらまく方法。
もう一つは、畝肩(畝の端)から80cmのラインと130cmのラインで溝を堀り、
80cmの方は堆肥とぼかし、130cmの方はぼかしだけ地中に入れる方法。

全体が同じ濃度の畝と、メリハリのある畝。
昨年はメリハリに軍配が上がったが、今年はどうか?

ちなみにぼかしや堆肥は定植の1ヶ月以上前には済ますこと。
畝の立て方は本来は南北畝がいい。南北畝の場合、西に定植して東につるを伸ばす。

しかしここは、日照の関係で東西畝になっている。
東西畝の場合は、北に定植して南につるを伸ばすのが日照的には理想です。

が、しかし、ここは二つの畝が左右対称になっています。抱き合わせ畝というそうです。


実は、抱き合わせ畝、両方の畝の世話が一つの通路でできるとても作業効率いい畝なんです。
つまり、日照よりも作業効率を取るということです。
こういう畝の立て方は、メロン以外にスイカなど、つるが伸びる作物によく見られるそうです。

さきほどのメリハリ養分の方なんですが。
メロン苗を畝肩40cmのところに定植します。
株間は70cm。
メロンちゃん、40cm地点から根を伸ばし、80cm地点にある堆肥とぼかしで一息つきます。ふぅ。
さらに伸びてちょうど果実肥大期頃、一番しんどい頃に130cmのぼかしで栄養補給。ふぅ。
このようにメロンちゃんは2段階で濃い養分を受け取れるんです。

で、肝心の作業は何をやったかというと、
まず平鍬で畝間の溝を掘ります。

それからアメリカンレーキというおしゃれな名前の道具で畝を平らにならします。
その後、マルチを埋めるラインに三角ホーで溝を作ると。今日はここまで。

今後の作業は、グリーンマルチを張り、トンネル+ビニール(保温、雨除)をたてる。

メロンは排水性が大事なんで黒ボク土(微生物がいっぱいで黒く、歩くとボコボコするくらい柔らかい土)がいい。

あと、定植前に地温を上げておくために、マルチは定植2週間前に張っておくと。これは予備知識。

さて、今日の本題。

マルチには、白、黒、グリーン、茶色、透明なものがありますが、
地温を上げるにはどれがいいでしょう?

いっけん黒がいちばん良さそうに思えますが、ブーッ。
実は、透明が一番なんです。そんでグリーンが2番、黒はなんと3番目。

透明やグリーンは土の温度を直接上げるが、
黒はビニール自体が熱くなるだけ。
ビニールが暖まってから間接的に土に熱が伝わる程度。

反対に、白やシルバーのマルチは地温を下げるために使います。
ちなみにシルバーマルチはアブラムシを避けることができるそうです。

なんでも、あぶらむしは光で上下間隔を認知しているそうなんです。
だから下でシルバーが光っていると混乱して墜落してしまう。真偽のほどは定かではないですが。
もしくは、シルバーの光を水と勘違いして寄ってこないのかも。

では、第②問。
雑草が生えにくいマルチは何色でしょう?
答えは、そうです、黒ですね。
2番グリーンで透明が一番だめ。

透明だと、雑草が生えてきてマルチが持ち上がります。
で、結局最もバランスが良さげなのは、グリーンのマルチみたいです。高いらしいですが。

また、地温をあげるのと雑草が生えにくいのの両方に効果的な、
透明と黒を会わせた配色マルチというものもあります。
両はしが黒で真ん中が透明だそうです。
マルチの端が黒なので、雑草が生えて持ち上がる問題がクリアできると。


つづく




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