へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

本日は雨にて自習なので、つれづれに考えてみたりして

2017年05月13日 | 日記
今日夕方、苗を見に行ったらスイカが発芽してた。
キュウリに遅れること一日。種蒔きから5日目で発芽です(^^)/


そして、今日は一日朝から雨が降り続き、農作業ができない。。。。
ということで一日自習でした。

読みこなせずにたまってた農業本を読む時間ができた。
農業系のビジネス本1冊読む。「小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円」
以前読んだ著者の別の本。今回2回目の読了ですが、色々参考になりました。

あとの時間は漫画です。
「美味しんぼ(心を壊す!考えよう食の安全編)」



さすが、美味しんぼ。これまた勉強になりました。

この漫画を読んで思ったことをつらつら書いてみたいと思います。
自分の考えや思いを文章にするのが苦手なので練習を兼ねて。


エンゲル係数なる数字があります。
ウィキペディアで調べてみると

 「一般に、エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされる。これは、食費(食糧・水など)は生命維持の
  関係から(嗜好品に比べて)極端な節約が困難とされるためであり、これをエンゲルの法則という。
  エンゲル係数の高低は生活水準を表す指標となっているが、価格体系や生活慣習の異なる社会集団の比較には必ずしも役だたない。」

ということで、生活水準の指標ですね。
おおざっぱな言い方をすると、エンゲル係数が高いと貧乏で、低いと金持ちみたいな感じ。

エンゲル係数が高いと恥ずかしい。
だから、がんばって出世したり、事業で成功したりして収入を上げたい。

収入・所得が増えれば、自ずから生活費に占める食費の割合が減る。
食費以外の、残ったお金で嗜好品を買ったり、趣味に講じたり、車や便利な物をいっぱい買ったり。

でも実際には、頑張ったからといってみんながみんな、収入や所得を上げられるわけではない。
だから食費をできるだけ抑えようと安い食材を選ぶようになる。

食材は安ければ安いほど良いという風潮ができてくる。
高い食材を買うのはもったいない。だって他の楽しいことができなくなるから。

そして食に関わる全ての市場で価格競争が行われることになる。
手間や経費のかかる昔ながらの食材は競争に敗れ、
食品添加物や農薬、化学処理された安い食材が市場を独占するようになる。

より安く、より長持ちし、より見た目の良い商品を求める消費者の願望が、
添加物だらけの加工品、農薬や除草剤が散布された野菜、抗生物質やホルモン剤を摂取された畜産物などを食材の主流にしている。

つまり、長い目でみると自分で自分の首を絞めていると。

人は食べるもので作られる。体だけでなく心もそうだ。
生命を維持するために必要な、一番大事な食事にお金を使わず、趣味や娯楽や物にお金を使っている。

生きるために本当に必要な物にはお金をかけたがらず、生きるためには必ずしも必要ではないものにお金をかける。
この消費者の意識を変えない限り、体に良い本当の食べ物は世の中に増えることがない。
0.5%という、日本の農業全体に占める有機農業の割合が消費者の意識を物語っている。

今の人たちは、趣味や娯楽や特別なこと(デートの食事、誕生祝い、記念日など)にはお金を使う。
それなら、最初は趣味や娯楽や特別なものとして、食品を作り販売すればどうだろう?

最初は特別なもの、例えば誰かの誕生日プレゼントみたいなものとして高くて良い食品を売る。
送られた人が食べてみて、その価値に気づく。

それをきっかけにして、日常でも使ってくれるようになるかも。
そうやって少しずつ

「良い物は高いのが当たり前。というか、他のものが安すぎるのでは?
 なぜそんな値段で売れるのか?よく考えたら怖いかも」

と消費者の意識が変わっていけば世の中も変わるのでは。

結局のところ、この世界を作っているのは人々の意識や願望なのですから。

なんてね。


つづく



本日は雨にて自習なので、つれづれに考えてみたりして

2017年05月13日 | 日記
今日夕方、苗を見に行ったらスイカが発芽してた。
キュウリに遅れること一日。種蒔きから5日目で発芽です(^^)/


そして、今日は一日朝から雨が降り続き、農作業ができない。。。。
ということで一日自習でした。

読みこなせずにたまってた農業本を読む時間ができた。
農業系のビジネス本1冊読む。「小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円」
以前読んだ著者の別の本。今回2回目の読了ですが、色々参考になりました。

あとの時間は漫画です。
「美味しんぼ(心を壊す!考えよう食の安全編)」



さすが、美味しんぼ。これまた勉強になりました。

この漫画を読んで思ったことをつらつら書いてみたいと思います。
自分の考えや思いを文章にするのが苦手なので練習を兼ねて。


エンゲル係数なる数字があります。
ウィキペディアで調べてみると

 「一般に、エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされる。これは、食費(食糧・水など)は生命維持の
  関係から(嗜好品に比べて)極端な節約が困難とされるためであり、これをエンゲルの法則という。
  エンゲル係数の高低は生活水準を表す指標となっているが、価格体系や生活慣習の異なる社会集団の比較には必ずしも役だたない。」

ということで、生活水準の指標ですね。
おおざっぱな言い方をすると、エンゲル係数が高いと貧乏で、低いと金持ちみたいな感じ。

エンゲル係数が高いと恥ずかしい。
だから、がんばって出世したり、事業で成功したりして収入を上げたい。

収入・所得が増えれば、自ずから生活費に占める食費の割合が減る。
食費以外の、残ったお金で嗜好品を買ったり、趣味に講じたり、車や便利な物をいっぱい買ったり。

でも実際には、頑張ったからといってみんながみんな、収入や所得を上げられるわけではない。
だから食費をできるだけ抑えようと安い食材を選ぶようになる。

食材は安ければ安いほど良いという風潮ができてくる。
高い食材を買うのはもったいない。だって他の楽しいことができなくなるから。

そして食に関わる全ての市場で価格競争が行われることになる。
手間や経費のかかる昔ながらの食材は競争に敗れ、
食品添加物や農薬、化学処理された安い食材が市場を独占するようになる。

より安く、より長持ちし、より見た目の良い商品を求める消費者の願望が、
添加物だらけの加工品、農薬や除草剤が散布された野菜、抗生物質やホルモン剤を摂取された畜産物などを食材の主流にしている。

つまり、長い目でみると自分で自分の首を絞めていると。

人は食べるもので作られる。体だけでなく心もそうだ。
生命を維持するために必要な、一番大事な食事にお金を使わず、趣味や娯楽や物にお金を使っている。

生きるために本当に必要な物にはお金をかけたがらず、生きるためには必ずしも必要ではないものにお金をかける。
この消費者の意識を変えない限り、体に良い本当の食べ物は世の中に増えることがない。
0.5%という、日本の農業全体に占める有機農業の割合が消費者の意識を物語っている。

今の人たちは、趣味や娯楽や特別なこと(デートの食事、誕生祝い、記念日など)にはお金を使う。
それなら、最初は趣味や娯楽や特別なものとして、食品を作り販売すればどうだろう?

最初は特別なもの、例えば誰かの誕生日プレゼントみたいなものとして高くて良い食品を売る。
送られた人が食べてみて、その価値に気づく。

それをきっかけにして、日常でも使ってくれるようになるかも。
そうやって少しずつ

「良い物は高いのが当たり前。というか、他のものが安すぎるのでは?
 なぜそんな値段で売れるのか?よく考えたら怖いかも」

と消費者の意識が変わっていけば世の中も変わるのでは。

結局のところ、この世界を作っているのは人々の意識や願望なのですから。

なんてね。


つづく