一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

南アルプスひとり旅(北岳・仙丈ケ岳)⑦ ……馬ノ背ヒュッテから北沢峠へ……

2017年07月15日 | 南アルプス(北岳・仙丈ケ岳)単独行


7月6日(木)part3
7月7日(金)

早くに馬ノ背ヒュッテに着いたので、


小屋番さんから、丹渓新道方面への散策を薦められた。
そこで、カメラだけを持って、出掛けてみることにした。


午後になってややガスってきたので、
展望はイマイチであったが、




風雪に耐えた木々の形が面白く、


なんだかダリの絵を思い出した。








誰に会うこともなく、静かな散策が楽しめた。


驚いたことに、コイワカガミの群生地があり、


その美しさに魅せられた。


キバナノコマノツメもたくさん咲いていた。


馬ノ背ヒュッテに戻って寛ぎ、


午後5時になると、楽しみにしていた夕食だ。
馬ノ背ヒュッテの夕食は、
数種類のスパイスをブレンドした手作りカレーで、
先代の主人が「カレーなら誰もが食べられるから」と作り始めたという、
馬ノ背ヒュッテの名物と言ってもいい有名なカレーである。
カレーそのものも美味しかったが、
米が殊の外美味しく、炊き方も絶妙で、
その繊細な味を堪能することができた。


翌朝、
甲斐駒ヶ岳の横から昇る御来光を待つ。


わずかな光が見え始める。


ズーム。


キタ~


素晴らしい御来光を拝むことができた。
感謝。


美味しい朝食を済ませ、


小屋番さんに見送られて出発。


私の好きなプチ雪渓のあるトラバース道を歩いて行く。






5合目の大滝の頭を通過し、


ゆっくり下って行く。


3合目、


2合目を通過。


朝陽を浴びたすべてのものが美しく輝く。


昨日は気づかなかったゴゼンタチバナを発見。


カワイイ~


北沢峠に到着。


バスの時間まで、
周囲の花々を楽しむ。
ここには、クリンソウの大群生地があって驚かされる。


遠くからみると、彼岸花のよう。


九州には自生しない花なので、
(英彦山などにあるクリンソウは、山伏が全国から持ち帰り、植栽したものと言われている)
逢えて嬉しかった。




白花もあった。


バスを待つ時間がまったく退屈しないほどの花々。




山登りしない人は、ここで花を楽しみ、
「北沢峠 こもれび山荘」でランチ(スープカレーが有名)を楽しむのも好いだろう。


バスがやってきて、
北沢峠から広河原、
広河原から甲府へと乗り継ぎ、
甲府からはJRの特急、新幹線を数回乗り換え、
九州へ帰ってきたのだった。
素晴らしい5日間であった。

梅雨の真只中で、
台風にも遭遇したが、
雨が降ったのは一日だけで、
他の日は概ね晴れていた。
美しい花に逢い、
美しい人に逢い、
美しい風景を堪能した。
今年の南アルプス遠征も、
美しい夏の記憶として、
私の心の中で宝物となるだろう。
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