一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……ミヤマキリシマが咲き始め、キンランやフタリシズカも楽しめたよ……

2017年05月21日 | 天山・彦岳


ミヤマキリシマは、
くじゅうや雲仙が有名だが、
数は少ないが、天山にも咲く。
そろそろ咲き始めている頃だろうと思い、
天山に向かったのだった。

天川登山口に着くと、日曜日なのに、車は1台しかなかった。
静かな山歩きが楽しめそうだ。


山頂に到着。
数組の登山者がいたが、静かな山頂であった。


さっそく稜線散歩。


天山のミヤマキリシマは、
くじゅうや雲仙のように密生していなくて、
まばらに咲いている。


くじゅうや雲仙のようなミヤマキリシマの絨毯もイイが、
ぽつりぽつりと咲く天山のミヤマキリシマも趣があって好い。


背振山系を背景にして眺めるのが、
天山流ミヤマキリシマ観賞法である。(ほんまかいな)




真っ赤なヤマツツジや、


薄紫のヤマフジも、稜線を彩っている。


天山のミヤマキリシマは、
色の濃いものから、


ちょっと薄いもの、


そして、ほんのりピンクのものまで、
いろんな色の花が点在している。


密生はしていないけれど、
人は少ないし、ゆっくり楽しめる。
ミーハーはくじゅうや雲仙へ、
大人の私は、天山のミヤマキリシマを楽しむ。(な~んちゃって)


稜線の楽しみは、ミヤマキリシマだけではない。
ヒメハギがピークを迎えている。


ヒメハギって、こんなに美しかったっけ。


モウセンゴケも姿を現し始めた。


ノイバラも咲き始めであったが、


バイカイカリソウは終盤を迎えていた。


最後の輝き。


彦岳を見ながら下って行き、


新緑のトンネルまで行って、引き返した。


一人でいたフタリシズカや、(笑)


キンランに逢えて嬉しかった。




山頂に戻り、


いざ、秘密の散歩道へ。


散歩道には、カノコソウがたくさん咲いていた。


美しい~


なんと、フタリシズカの群生地を発見。


ヒトリシズカの群生地はすでに発見しているが、
フタリシズカの群生地まで発見できて、嬉しい。


天山を歩くと、毎回、新しい発見がある。


ミズタビラコも群生していた。


可愛い花だ。


アマドコロが咲いていた。
ホウチャクソウやナルコユリはよく見かけるが、
アマドコロはそれほど出逢わないような気がする。
なので、パチリ。


花の6裂片の先端に毛があるよね。


岩に張り付くように、真横に咲いていたヒメレンゲ。


ヒメレンゲとコチャルメルソウのコラボ。


ヤマハタザオを見っけ。


白く小さな花を咲かせる。


それに比べて、
ホオノキの花のデカイこと。(笑)


ツクシタツナミソウも咲き始めていた。


今日は、キンランを3か所で見ることができた。


天山にもキンランの花は多い。


サイハイランも見ることができた。


ミヤマキリシマだけではなく、
いろいろな花で楽しませてくれる天山。
今日も「一日の王」になれました~


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