CLANNAD 第9回感想 (補足)

この記事は、下の「CLANNAD 第9回感想 (その2)から(その5)」の補足です。
下の記事から御覧下さい。
Last modified: 2007-12-22 20:00




[家に帰っても意味がない]


  もし、よろしければ、風子のお友だちになって下さい!


このラストシーンも、やはり、「最初に戻る」ということなのだと思います。
最初の日に。
入学式。あるはずであった高校生活の、最初の日に。

第5回。

  
  あ!三井さん!
  伊吹風子です!入学式の日に、少しだけお話ししましたよね!


「頑張って、お友だちを作る」
公子さんにそう言って家を出発した風子が、意を決して声をかけた人。
それが三井さん。
どのくらい親しくなれたのでしょうか。
お友だちになれたのでしょうか。


  ああ、そういえば…!


三井さんは、覚えていてくれました。
しかし、それは、


  事故に遭ったんですよね?退院したんですか?


入学式の日に、自分と話をした女の子が、その日の帰りに交通事故に遭った。
その印象が強かったために、覚えていたに過ぎないのかもしれません。


  風子は元気です。
  仕方ないです。
  三井さんとは入学式の日に、ちょっと話しただけで、
  名前を覚えていてもらえただけでも良かったです。


ちょっとお話をしただけであって。
「お友だちになって下さい!」
とは、やはりまだ言えなかったのかもしれません。

第4回。


  お前な…口から出まかせもいい加減にしろよ。

  嘘じゃないです。風子はずっと学校にいます。


  朝から晩までか!

  そうです。

  家には帰らないのか!

  そうです!帰っても…意味がないです。


家に帰っても意味がない。
家に帰りたがらない。
それは、風子の本体は隣町の病院で眠っているからであり、
この生霊風子が家に帰ったところで、公子さんには気づいてもらえないからなのでしょう。
そしてもし、風子がどこかに帰るのだとしたら、それは病室で眠る本体のもとへ、なのだと思います。

それでは。
風子が、ずっと学校にいるのは、何故でしょう。

風子は学校から動けないわけではありません。
古河家に行って、お世話になっていたわけです。

朋也と渚と共に、古河家へおもむくまで、なぜ風子はずっと学校にいたのでしょうか。

家に帰りたがらず、ずっと学校にいる。

それは、公子さんとの「約束」を果たせていなかったから。
まだ友だちを作れていなかったから。

ということだからなのではないでしょうか。

公子さんに、「頑張って、お友だちを作る」と言って向かった入学式。
「誰にも寄っていかない子」、ふぅちゃん。
その風子が、意を決して、思い切って、三井さんに話しかけた。
でも、「もし、よろしければ、風子のお友だちになって下さい!」とまでは言えなかったのかもしれないし、そもそも、なかなか入学式初日だけで、打ち解けて仲良しになれたりはしないものでしょう。

公子さんとの、いわば、「約束」。
「頑張って、お友だちを作る」。
それを果たすまで、風子は、公子さんに会えない、会いたくない。
だから、「家に帰りたがらない」「家に帰っても意味がない」のかもしれないなと思いました。

お友だちを作るために、「ずっと学校にいる」。
二年間。
入学式の日から、ずっと。

その風子をみつけた朋也、そして渚。
風子が学校から離れることが出来たのは、この2人と「お友だち」になれたから。

ということなのかもしれないと思いました。




[朋也と渚の手に現れるヒトデ]

mahariaさんが、コメント欄で、

>風子の消失は、まあホントに消失というべきなのはラストのみなのですが
>(そこまでは知覚出来なくなるって感じですから)

と仰って下さいましたが、そのことは、ぼくもわかっているはずだったのです。
その上で書いていたつもりでいたのですが、じつは、ちゃんとわかってなかったのかもしれない。

それが、

  毎日がお祭りみたいで、とても楽しかったです。
  ありがとうございました。
  風子、楽しかったです。

で風子が消え、朋也と公子さんの台詞の後に、朋也と渚の手に突然現れるヒトデ、についてです。

風子編の映像は、一貫して、朋也と渚の主観ということでいいのだと思います。
朋也と渚が風子を知覚できている間は、風子は描かれ、視聴者にも見えて。
朋也と渚が風子を知覚できないときは、風子は描かれず、視聴者にも見えない。
そのような理解でよいのだと思います。

「風子、楽しかったです」の後に、再び風子は映像上いなくなりますが、これは、風子が再び朋也と渚に知覚されない状態になってしまった(願いを叶えたから、あるいは力が弱まったから)ということであって、風子は、まだ、そこに「いる」と考えてよいのでしょう。
このあと、公子さんにヒトデを手渡すことからも、そう考えてよいのだと思います。

ということは、朋也と渚の手に現れるヒトデは、風子が二人に手渡したものだということです(どこに隠し持っていたのかは、考えないwwお腹か?)。

この、突然現れるヒトデは、


  なにイライラしてんだか。  
  なあ、風子ちゃんも何か言ってやってくれよ。

  あれ?
  ぼく、いま、変なこと言ったよな…?  
  
  …
  …

  あの、これ…

  あ…
  なんでぼく、こんなもの持ってんだろう…
  なんなんだよ、これ。
  星か?手裏剣か?
  わかんねえよ…


春原のときと同じ。

朋也、渚、そして視聴者が、ここで見た「突然現れるヒトデ」という現象は、
あのとき春原が見た現象と同一のもの。
春原には、あのとき、このように、「突然現れた」ように見えていたということなのでしょう。

これ、なんとなくはわかっていたつもりだったのですが、明確には理解していなかったところです。


ひとまず、補足はそんな感じ。
追加が出たら、補足(その2)のように続けます。

それではー!
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【感想】TVシリーズ『CLANNAD -クラナド-』第9回「夢の最後まで」 on BS-i (『遍在 -omnipresence-』)
 たこーすけさん、こんばんは。 TB&コメントをありがとうございました。 引き続き、BS-i版の感想をアップしましたので、TBさせて頂きます。 宜しくお願いします。