たこーすけの、ちょろっと感想

クダン・ミラちゃんのファンブログ。

CLANNAD 第17回 「不在の空間」(更新中…)

2008年02月27日 03時35分20秒 | CLANNAD
こんばんは、たこーすけです。
「CLANNAD」第17回を視聴しましたので、その感想を書き始めたいと思います。
原作ゲームは未プレイです。


以下、原作未プレイ者が好き勝手に感想を書いています。とんちんかんな点も御座いましょうが、どうか御了承下さい。
また、第17回までの内容・ネタバレを含みます。視聴前の方にはお薦め出来ません。
Last modified: 2008-02-28 04:45






第17回。
テンポ良く、密度も濃く。
本当に素晴らしかったです!

三井さんが再び出てきたり。
最後にダメ押しで、またまた風子が出てきたり。
体育倉庫のシーンのBGM「月の位相」は、椋と渚による「バイ」シーンを思い出させたり。
ここまで「CLANNAD」を観てきてほんと良かったなーと思わせてくれました。

これは、どことなく、「Kanon」の後半を観ていたときの感覚。充実感。
それに近い気がします。


さて、その「Kanon」。
第17話「姉と妹の無言歌~lieder ohne worte~」のアバンで受けた、衝撃。

それを、奇しくも同じ第17回、この「CLANNAD」で再び目にするとは思いませんでした。


かつて10年ほど前に「エヴァ」を観て以来、「ハルヒ」までとんとアニメを観ていなかったぼくですので、あまり作画や動きや演出について云々言ってもきっと的外れな感じになってしまうことでしょうが。
しかし、ここ2年ほど京アニの作品を観てきて感じること、ぼくにとって京アニの好きなところは、「まばたき」です。
あるひとつのシーンにおいて、話題の中心人物(視聴者の注意・目線が行く人物)が細かにまばたきをすることはもちろん。
その時点において、中心からは外れ、視聴者の意識から外れていそうな、つまりその時点においては限りなく「背景」に近い存在である人物でさえも、適度にまばたきをしていることは、きっと皆さんもお気づきのことだと思います。
ぼくは、もう、これがほんと大好きで大好きで。このまばたきがないと不安になって落ち着かないくらいです(笑)。

このまばたきは、「行き届いている」ということ。
その画面の隅々まで、作り手の思いが行き渡っているということ。
中心から外れたところも、ないがしろにしない。
細部に神が宿るのかどうかは、何とも言えませんが。
しかし、細部にまで行き届いた、気を配った映像から感じるもの、それは、なんといいますか、「おもてなし」です。
視聴者への丁寧な「おもてなし」、そういったものをぼくは感じるのです。
ぼくが京アニ作品に魅せられ、毎週毎週追っかけているのは、そこが一番の要因なのかもしれません。
ですので、もし、今後京アニ作品から「まばたき」が激減するようなことがあったとしたら。
例え物語の内容が素晴らしいものであっても、ぼくは、その時点で京アニを観ることを止めるのかもしれません。
ぼくにとっては、「京アニは、まばたきにあり」。
そのように思えるのです。

そんな感じで、10年ぶりに観たアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で、「うわー!なんかすげー動いてるー!」と衝撃を受けて、その後、「まばたき」にある種安らぎを覚えていたぼくに、さらなる大きな衝撃を与えたのが、前述の「Kanon」第17話のアバンでした。

夜、部屋に戻り、電気もつけずにベッドに横になる祐一。
ノックをして、あゆが入ってくる。
祐一の横に座る、あゆ。
そのあゆのアップが2回。
その2回において、開いたドアから射し込んでくる光の中を漂う、埃。

もうね。ほんと衝撃だった。
室内を舞う埃・塵を描いたアニメって、どうなのよ?
他にもそういう作品があるのかもですが、でも、当時のmahariaさんや丈・獅子丸さんのリアクションから考えて、そうそうないのでしょう。
しかも、その室内を漂い舞い上がる埃は、深々と舞い降りる雪と対比され、いかにも意味を持っているように思われました。(参考:Kanon 第17話 「姉と妹の無言歌 ~ lieder ohne worte ~」

「CLANNAD」第17回「不在の空間」。
渚が不在の演劇部室で。
朋也のアップの際に映る、埃。
幻想世界で舞い上がる光の玉たちに比べ、
この室内の埃は、限りなく動きがなく、止まっていて。
それはまるで、渚の不在のために、朋也の時間が止まってしまっているかのようでもあります。




(更新中…)

(2008-02-28 04:40)

フルメタTSRでもその描写(室内の埃)があったと思うのですけど、どこだったか思い出せない。どなたか覚えていませんか?


(2008-03-03 04:30)

フルメタの「埃」描写は、「TSR」ではなく、「ふもっふ」の第14話、「女神の来日(温泉編)」Aパート冒頭でした!
カーテンの隙間から差し込む朝日の中の「埃」!
みすぼらしい男さん、お教え下さり大変ありがとうございました!


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2 コメント

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はじめまして。 (みすぼらしい男)
2008-03-01 14:30:06
コメントでははじめまして。

京アニの「まばたき」は確かにすごいですね。よく見ていると、キャラごとに回数が違っていたり、とても細かいです。また、アップになる場面ではあまりまばたきをせず、目線を動かす瞬間にまばたきをする(本物の役者さんの演技っぽいですよね)など、気づいた範囲内だけでも細かいなぁ~と思わされます。

フルメタの埃の描写は、TSRのは記憶にないですが、ふもっふの温泉編の冒頭じゃないでしょうか?
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!!!!!ありがとうございます!!! (たこーすけ)
2008-03-03 04:24:24
!!!!あった!!ありました!ありがとうございます!これです!これ!

あ。興奮のあまり…(苦笑)
みすぼらしい男さん、ありがとうございます!
はじめまして…ですね。いや、みすぼらしい男さんのところは、以前ここのコメント欄でさかなやさんという方から紹介して頂いて以来、頻繁に拝見させて頂いているのですが!
しかし、もう、こちらからのトラックバックが全然通らなくて!(てりぃさんもコメントされてましたね)
それで、せめてでもと思いまして拍手とか押してアピール(?)していたのですが、名乗ってなくて申し訳ありませんでした(笑)
最近、トラックバックが通るようになって、「よし!送りまくるぞー!」と思ったのも束の間、今度はぼくの感想記事が全然書き上がらなくて…(泣)
大変申し訳ありません。

>まばたき

さすが、みすぼらしい男さんです!
やー。ほんと細かくてうれしいですよね、京アニの「まばたき」。
ぼくが「CLANNAD」で今のところ強く印象に残っているのは、智代が美佐枝さんに会ったところでして、智代の「まばたき」がすごい多いんですよね。憧れの人に会った緊張が、すごくよく表れていると思いました。

>フルメタの埃の描写

大変ありがとうございます!
たしかに、「ふもっふ」第14話「女神の来日(温泉編)」Aパート冒頭の、「カーテンの隙間から差し込む朝日の中の埃」でした!
本当にありがとうございます!

このシーンの埃は、すごく動いてますね。
前話(受難編)でぶっ倒れるほどに、大佐殿にかき乱された宗介の生活、心中、心身を表しているのか。
はたまた。
一つ屋根の下で眠ることになったテッサのあるいはかなめの心中を表しているのか。
それとも、テッサ対かなめの激しい闘いを表しているのか。

しかし、「Kanon」や「CLANNAD」に比べ、なんだか埃の量が多いような気がします(笑)
ともあれ、京アニ初の元請制作作品(2003年)で、既に「埃」を描写していたことは、驚愕に値すると思います。

コメント下さり、本当にありがとうございました!
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは!

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