三井記念美術館の「日本橋絵巻」展で
《日本橋・江戸城・富士山の三点セット》
という言葉がよく使われていました。
この三点セットは「江戸の中心を象徴するモチーフであり、
江戸っ子の誇りとするところであった」そうです。
下は歌川広重肉筆の
「日本橋より富嶽遠望の図」を図鑑からスキャンしたものです。
この絵でえらく目立つ橋の黒色の飾りの名前をご存知ですか?
私はこれが擬宝珠(ぎぼし)ということをこの展覧会で知りました。
下はこの美術館に展示してあった
万治元年(1658年)に鋳造された擬宝珠です。
(図鑑の写真をスキャンしました)
「擬宝珠は幕府が工事をした橋(公儀橋)にしか使用することはできず、
町人の住む町方の橋では日本橋・京橋・新橋の三橋のみ」だったそうです。
今日は三井記念美術館で求めた「日本橋絵巻」からの抜粋を載せました。






擬宝珠 初めてですか?「ぎぼうしゅ」 というのが正しいかもしれません。「ぎぼし」ともまた 植物名では「ぎぼうし」と呼びますね。
ネギの花(葱坊主)の形の装飾です。言われてみれば・・・でしょ?京都は 三条四条五条大橋には 材質はともあれ皆 擬宝珠がついていますね。お宮さんの外側の縁の欄干にも。
ところで 植物の擬ぼうしも園芸家に人気で特にヨーロッパの人は 「ホッカイドウ」なんて品種を日本に買いに来たりするのだそうですよ。
絵夢さん
植物の「ぎぼし」は前から知っていました。
橋の飾りは見たことがありますが、それが「ぎぼし」という名前だとは知りませんでした。
辞書に「橋の欄干などにつける宝珠の飾り・形はネギの花に似る」とあり、なるほどよく似ているとこの年になって納得しました。毎度のことですが、お恥ずかしいです。