昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

勝連城「三の郭」の変な階段

2007年03月13日 | 沖縄の旅
 
写真上段は、「三の郭」から一段上の「二の郭」、最上段の「一の郭」を撮った景色です。
正面の階段がとても変わっていました。

写真中段は、階段を横から撮ったものです。
坂道と、階段を合わせたような形状になっています。
階段に傾斜がなかったら各段の高さはもっと高くなり、一段を上がるのがきつくなります。

しかし、実際に階段を登ると、前進する力が入らない感じがします。
勝手な想像ですが、戦いの時、下からの攻撃を弱くする造り方かも知れないと思いました。

写真三段目は、「一の郭」から「三の郭」を撮ったもので、石が丸く並べられていました。

これは、「すり鉢状遺構」と言われ、石の輪の中がすり鉢状で、表面に粘土を張り付けていたようです。
このことから、水を貯める施設ではないかと考えられています。
しかし、その水は、何に使われていたのでしょうかね?

この15世紀の遺跡を何気なく見渡しても色々なものが見つかります。
「三の郭」から下を見ると発掘と、復元工事は、まだまだ続いていくようです。


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