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北海道の樹を訪ねて―11―千本ナラ(その2)
千本ナラ。どうしてそんな名前なのでしょうか。
林野庁北海道森林管理局のHP、千本ナラのページには、写真と解説載っています。
その解説を引用します。
なるほど、枝分かれの形から、千本も枝があるように見えて、それで千本ナラなのですね。
石狩市のHPでは、
濃い霧の中、林道から階段を下って、千本ナラに会いに行きましょう。
木道の階段は歩きやすく、おそらく、樹の根方が踏み固められないように作られたのでしょう。
霧の向こうに枝々を広げた大魔王のような影が見えます。
近づいていくと、それは確かにものすごい姿の樹でした。
しめ縄が巻かれ、賽銭箱が据えられ、なんだか神社か仏閣のようです。
確かに大きい樹です。夕方の霧の中で、神々(こうごう)しく立っています。
そのあまりに枝分かれした異様な姿も、樹の生命力を感じさせ、幹はとてつもなく太く、樹齢800年の風格を漂わせています。
しかし、…。
しかしです。
私は何かとても不思議な悲しい気持ちに襲われていました。
切なさと悲しさが私を徐々に包み始めたのです。
私は樹を見つめながらその訳を探ろうとしました。
すでに日没近く、霧の向こう側で昼間の光は少しずつ力を失ってきていました。
私は霧の向こうに梢を捜したり、幹を見つめたり、枝振りを見上げたりしながら、不思議な悲しさに打たれていました。(つづく)
林野庁北海道森林管理局のHP、千本ナラのページには、写真と解説載っています。
その解説を引用します。
日本海から吹き上げる風のため、枝が多数に分かれて空に向かって伸びている姿が、千本も生えているように見えることからこの呼び名がついた。この木に触れたり葉で患部を撫でると病気が治ったということから、御利益のある木、御神木としてテレビ報道され全国的にも有名になっている。年間約3,000人もの人が訪れている。
なるほど、枝分かれの形から、千本も枝があるように見えて、それで千本ナラなのですね。
石狩市のHPでは、
「新日本名木100選」に選定されている樹齢820年(推定)、幹周り4.8メートル、樹高18メートル級の大木が3本並んで、送毛(おくりげ)山道頂上付近にひっそりと息づいています。長い時を経て悠然とたたずむその姿は、訪れる人の感動を誘います。とあり、3本の樹で「千本ナラ」だと言っています。
濃い霧の中、林道から階段を下って、千本ナラに会いに行きましょう。
木道の階段は歩きやすく、おそらく、樹の根方が踏み固められないように作られたのでしょう。
霧の向こうに枝々を広げた大魔王のような影が見えます。
近づいていくと、それは確かにものすごい姿の樹でした。
しめ縄が巻かれ、賽銭箱が据えられ、なんだか神社か仏閣のようです。
確かに大きい樹です。夕方の霧の中で、神々(こうごう)しく立っています。
そのあまりに枝分かれした異様な姿も、樹の生命力を感じさせ、幹はとてつもなく太く、樹齢800年の風格を漂わせています。
しかし、…。
しかしです。
私は何かとても不思議な悲しい気持ちに襲われていました。
切なさと悲しさが私を徐々に包み始めたのです。
私は樹を見つめながらその訳を探ろうとしました。
すでに日没近く、霧の向こう側で昼間の光は少しずつ力を失ってきていました。
私は霧の向こうに梢を捜したり、幹を見つめたり、枝振りを見上げたりしながら、不思議な悲しさに打たれていました。(つづく)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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私、某カレンダーメーカーに勤めているんですが、この千本ナラが出ている表題のカレンダーを見たことがあります。てか、今日見ました(笑)。
霧の中の樹の風景の方が、森が呼吸している様子が判るようでイイですよね。
北海道には行けそうにない関東ライダーなので、聖地の風景を楽しみにしてます。
この日は日暮れ、霧の中、私の疲労、と3拍子揃って、感傷的な私の妄想パワー全開という感じでした。
(その妄想については(その3)をご覧ください。)
この樹はほんとに有名なようで、ツーリングマップルにも健康祈願の樹として載っています。
やはりTVで取り上げられたのが大きかったようです。
カレンダーになっていたのは驚きですし、うれしく思います。
そして、この樹に関しては、カレンダーや、写真で見て、心の中の風景としてそっととっておくのがいいような気がしました。これも私の勝手な、わがままな思いです。自分はバンバン訪問しているのですから。
「聖地の風景を楽しみにしてます」と言っていただけると、ほんとに励みになります。
紹介したいすばらしい風景は、まだまだいっぱいあります。
道内に住んでいても北海道は広く、遠く、仕事と家族を抱える身では簡単に行けない所がとても多くて、もどかしさも覚えます。
が、ちょっとずつ、焦らず、行けた所をご紹介して行こうと思っています。
誰にでもお奨めの観光ガイドでなく、一人のライダーの心を捉えた北海道の姿を、書いていけたらと思います。