瀧澤龍雄による栃木県の石碑調査と石仏調査

栃木県内で、石碑等を見て歩いた内容です。なお、コメントは、必ず実名を使用して下さい。内容により削除することもあります。

今回は、田沼町の石碑の中でもお気に入りの小林真斎先生壽之記碑です

2016年11月20日 | Weblog

栃木県佐野市田沼町の一瓶塚神社にある、「真斎先生壽蔵之記」と篆額にある石碑の拓本画像です。私にとって、この石碑は田沼地区にある数多い石碑の中でも特にお気に入りのものです。小林真斎先生は、群馬県沼田の大きな醸酒を営む家に生まれ、最初に栃木県の藤岡町で塾を開き、その後に当地の田沼町へ移って多くの門人達を育てました。特にその中でも、森保定(森 鷗村)や山重左傅等の逸材を輩出しました。当然ながら、この石碑はその二人が撰文と揮毫を担当し、篆額は戸川安清が揮毫するという豪華なものです。撰文は、高弟である森保定が担当し、その内容は渾身の力を発揮して書かれただけに格調高いものであり、書を担当した山重左傳の素晴らしい筆跡です。江戸期の正当的楷書体の書体は、当にその見本中の見本のような美しさに見惚れてしまいます。それだけに、この碑文は何としても拓本に採りたいと挑戦すること、三度目にしてようやく納得するものが採れました。その嬉しさ、この道の酔狂な手拓者でなければわからないでしょう。そしてまた、それをパソコンに取り込んでの処理に膨大な時間を要して、ここへ掲載したような画像が生まれました。まだまだ田沼地区には、手拓再挑戦したい碑がたくさんあるのですが、まあこれを見て他は諦めようかと思っています。
今年も残り少なくなりました。今年は、田沼地区へ入りすぎて栃木県内の他の地区行脚が疎かになりました。年末までに、特に県北地区は気象条件の厳しさはありますが、一基でも多くの碑文調査に向かいたいと思っている所です。

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