たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い文庫本を引っ張り出して

2016年11月25日 16時34分22秒 | 読書記

最近20年、30年 書店で 買い求めた記憶は 有りませんが 机の足元の小さな本棚には 数10冊の文庫本が 埃を被って 納まっています。若い頃 自分で買って 一度は読んだものやら、子供達が買って 置いていったものやら、実家を整理する際 本は捨てられない観念から 持ってかえったものやら いろいろ混ざっているはずですが ほとんど 記憶曖昧になってしまっています。

最近 気まぐれですが 手を伸ばして 引っ張り出し 改めて読んでみよう等という気になってきました。

先日 読み始めていた 平岩弓枝著 「水鳥の関」(上)(下)2巻 今日 読み切りました

 

「水鳥の関」(上)(下)は 江戸時代後期、東海道 「新居宿」の本陣 汐見家に生まれた お美也の波乱に満ちた生涯を描いた 長編時代小説です。
「新居の関」が有るがために 指呼の間の 対岸 舞阪にも 簡単に往来出来ないもどかしさ、そして悲劇も。
長編ですが 個性的で重要な役割を演ずる人物が 次々と登場し 終始緊張感も有り あっと言う間に 読み切れました。
また 関所や本陣、浜名湖の渡し等の実態についても 非常に詳しく 描かれており 作者の時代考証力の凄さにも 感動しました。

浜名湖周辺は 青春時代 極く短い期間でしたが 過ごしたことのあるエリアで 小説の中の風景も 随所随所 手に取るように分かり 舞台の展開を 地図で追ったりしてしまいました。

 

 


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4 コメント

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 「三屋清左衛門残日録」 (tappe)
2016-11-25 17:50:16
掲載された翌日、図書館から借りてきて早速読みました。やっとさきほど読み終わりました。
私のように現役を退いてからの物語、時代や状況はもちろん違いますが、いろいろ重ね合わせられる部分もあり、楽しくよみました。
平岩弓枝著 「水鳥の関」も読んでみようかな、と思います。
tappe様の行動力、 (takezii)
2016-11-25 18:17:50
実行力に、敬服します。もう 読まれましたか。
時代小説であっても 現代に通ずるもの大いに有り ですね。
作家は それを 意図しながら描くのでしょう。
読書から かなり遠ざかっていた爺さんですが これから先 いろんな本を読んでみようかな等と 思っているところです。
タイトルに惹かれて (niceshotpete)
2016-11-26 23:17:57
こんばんは。コメントさせて頂くのは初めてでしたでしょうか?
「古い文庫本を引っ張り出して」というタイトルに惹かれてお邪魔しました。
最近、ある方のgooブログの軽井沢の写真を見て、昔愛読してた堀辰雄の「風立ちぬ・美しい村」の文庫本を引っ張り出して読み返していたところだったので。

パソコン・携帯などなかった学生時代は、ジーパンのお尻のポケットに文庫本を1冊入れて出掛けるのがカッコいいと思っていたのが懐かしいです。
niceshotpete様、 (takezii)
2016-11-27 15:36:00
爺さんの気まぐれブログに コメントをいただき 有難うございます。
フッと 思い付いて 古い本を 改めて読んでみますと 若い頃とは 違った感じ方をすることも有りますね。
本は 図書館で借りることが多くなっていますが せっかく有る 手持ちの文庫本も 当時を思い出しながら 読んでいきたいなと 思っているところです。

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