タケヤと愉快な仲間達

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舟を編む

2014年02月07日 | 映画他レビュー
監督:石井裕也 出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、小林薫、加藤剛

【解説】
2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳月をかけて二十数万語が収録された新辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也には、三浦原作の『まほろ駅前多田便利軒』にも出演した松田龍平。彼が一目ぼれするヒロインには、『ツレがうつになりまして。』の宮崎あおいがふんするほか、オダギリジョーら多彩な顔ぶれがそろう。(シネマトゥデイより)

【あらすじ】
玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。(シネマトゥデイより)


 辞書作りに没頭する人物を松田龍平が熱演!じゃなくて切々と演じています。この人すげーなあって思ったのは今作ではすごくオーラを消してるんですよ。劇中でも言われますけどホントのオタクっぽい。もうカッコいい松田龍平はどこにもいないんですよね。でも演じている人物はカッコ良くはないけれど誠実で魅力的なんだ。職人的だからだろうな。ひとつの事に一心不乱に突き進む。こういう心って日本人が置き忘れてきたものじゃないかなあって。(もちろん僕もその一人なんですけど・・・)

 他の人物達もそう。皆、キャラが立ってるんですよね。普通だと(こいつはこの作品にはいらないだろう。)的な人物が必ずいるんだけどそういう人がこの「舟を編む」にはいない。これって何気にスゴい事だと思うんだよね。僕はその中でも特に(ああ、この人素敵だ〜)って思ったのはあおいちゃんのお婆ちゃん。典型的な日本のおばちゃんなんだけど底抜けの明るさがあるんだ。龍平との会話に何度(くすっ)と来た事か(笑)あおいちゃんもこの婆ちゃんにはまだまだ勝てませんな(笑)

 物語は松田龍平演じる人物じゃないけどひたすら淡々と進んでいく印象。今の僕にはそれが妙に心地いい。これが20代だったら(あ〜じれったい。つまんない。)って思ったんだろうけど。そういう意味ではそういう歳になって、いい時に観たのかもしれない。

それとね、ストーリーとは別にですね、ずっと感じていた事があるんですけど・・・

 今作品からは"日本の日常風景で聞く音"をたくさん、そして強く感じました。この作品は何気に僕らが普段気にしていないこの"音"達がすごく強いインパクトを放っているんです。それは時計の音であったり、風の音だったり、包丁で食べ物を切る音だったり、紙をめくる音だったり・・・日本人なら誰もが聞いた事がある日本の音達がさわさわ、しずしずと聞こえてきます。日本のわびさびを音から感じ取れた気がしました。クサイかな?(笑)

タケヤの絶対的偏見評価 7/10(10点中7点!)

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8 コメント

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Unknown (ふじき78)
2014-02-08 00:34:12
こんちは。

そうですね、この映画の松田龍平はアクションとかやれなそうですよね(脚とかもつれて転びそう)。

加藤剛の演技を越えた肉体にちょっと感銘を受けました。この人も一生涯、役者の人なのだろうなあ。
ナンバーワン〜 (cyaz)
2014-02-08 08:04:20
タケヤさん、おはようございます^^
今朝の東京は雪国化しております(笑)

この作品、僕の昨年観た映画の中で1番でした!
原作は未読でしたが、作品としては非常によく
出来あがっていた完成度の高い作品でした。
辞書編纂 (こに)
2014-02-08 13:19:47
昨年末のテレビで辞書編纂に生涯を捧げた方を取り上げた番組を見ましたが、まさにこの映画のマジメ君の通りで原作者・三浦しをんさんの資料集め、取材能力に感心しました。
これは、本当に良い映画でしたね♪
ふじき78さん (タケヤ)
2014-02-08 16:30:10
いやいや、それぐらい名演技だったって事じゃないんです?僕はすげえなあって思いましたよ。龍平ちゃん。

加藤さんはおっしゃるとおりですよね。
先生の存在感ハンパなかったです。
cyazさん (タケヤ)
2014-02-08 16:32:31
雪は大丈夫ですか?
岡山は沈静化してきました(笑)
だいぶん溶けましたね。

先程レビュー読ませていただきました。
すっごくお気に入りなんですね。
でも分かります。

静かに静かに訪れる清々しい感動・・・
みたいな印象です、僕は。
こにさん (タケヤ)
2014-02-08 16:50:48
僕は辞書作りなんて全然
気にした事なかったんですが・・・
すっごく繊細な仕事なんですね。

まあこれが龍平ちゃんにはとても
よく似合ってたんじゃないかなあと。
じわじわとくるいい作品でしたね。

おっしゃる通りです。
「さすが」 (gopher0131)
2014-02-10 07:47:38
ん〜素晴らしいコメントに感服いたしました。

しかし、あの時の文句をもう一度聞きたい〜。(笑)

個人的には、いまいち盛り上がりませんでしたが
忙しさが先に立つから、こういう作品の中に入って
いくのが難しいかも…

…俺だけか…な?

それに比べて、4本?5本?のDVDを一気に見れる
なんて「さすが、タケヤさん。」です。(ニヤッ)

gopher0131さん (タケヤ)
2014-02-11 05:48:54
珍しく誉めてくれてますね(笑)

いや〜今からこの作品観るという人に
ネタバラシはダメでしょう!(この人です!!!)
言いましたよ〜、ネット上で(笑)

いや僕もこの作品は半分半分(1時間+1時間)
で観ようと思いましたよ。
平日は2時間観るのはなかなかツラいですからね。

でも引き込まれて結局これは最初から
最後まで観てしまいました。

だから今回借りた4本は6日ぐらいかけて
観ましたね。

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