快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震と分岐断層

2016-05-27 08:58:29 | 地震 津波
 当ブログで以前、熊本地震では分岐断層関連の地震であったのも大きな要因で予測がつきにくいものである事を記事にしましたが、やはり分岐断層は厄介者である場合が多い事が認識されて来たようです。

引用開始(一部抜粋)

http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/c99b2eccf22f8849879c667a8ff00795.html
分岐断層、被害集中招く? 益城町中心部に5キロ 熊本地震研究者から指摘

(西日本新聞) 16:25
 熊本地震で熊本県益城町役場南側の住宅街に犠牲者が集中した原因の一つとして、本震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯から枝分かれする分岐断層約5キロを挙げる声が強まっている。25日、千葉市であった日本地球惑星科学連合の学会発表でも複数の研究者が指摘した。今後の地震防災では活断層の本線だけでなく分岐断層への備えも鍵となりそうだ。
 学会で京都大の川瀬博教授(地震工学)は現地調査を踏まえ「分岐断層の動き(横ずれ)で生じた数十センチの地割れが、益城町の建物被害を広げた要因の一つとなった」と報告した。

引用終了

 通常断層でも挙動が複雑怪奇なのものがあるのに、分岐断層となると更に輪をかけたものであるケースが多いはずではないでしょうか。
 更に分岐断層でないと認識されていたもので、「カクレ分岐断層」なるものが実はあったりしても同様。
 そして更に「それまでは分岐断層が無い単独の断層だったのに、そこでやや大きい地震が発生し、それで近いエリアの独立した別断層と繋がってしまうような新たな分岐断層(連結断層)が生じ、そこが数日後、或いは暫くしてから暴れ出す事も今後は想定しなければいけない」、と筆者は考えています。


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