taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

陣馬高尾山通算800回山行を歩く

2016年10月31日 | 高尾

 通所施設の円祭の翌日が、takeの山歩き通算800回山行だった。1998年2月に小学1年生だったtakeと私の二人で高尾山口駅からケーブルカーに乗り、高尾山頂上から清滝への6号路を下ったのがtaketake山旅の一回目山行だった。takeが生まれ、takeの知的障害が明らかになってから、その受け入れに戸惑い、苦悩しながら、少しずつ現実へ対応してきた。小学校の特別支援学級に入学し、約一年たったちょうどその頃、takeとの山歩きは始まった。第一回目の山が高尾山だったことから、第三百回山行以降、節目の山歩きは陣馬山から高尾山への縦走が定番となっている。

  

 陣馬高原下を出発した時の天気は曇りで、少し肌寒かった。人が少なくなってから出発したので、後ろから抜かれることも少なく陣馬山の頂上に着いた。丹沢の山々は見えるが、富士山は望めなかった。ベンチにお弁当を並べておにぎりを食べた。食べ終えた私は前日作った「祝taketake山旅800回山行」の巻紙を取り出して針金を固定した。食べ終えたtakeを呼んで白馬像の前で記念だ。ベストタイミングでカメラと目線が合った写真を撮ることができた。

  

 前日の雨で足場の悪い陣馬山の下り道を経て明王峠で麦茶儀式、また歩いて景信山に着いた。ここは青木茶屋でナメコ汁だ。注文すると店の女将さんが「今日は早いですね」と言ってくれた。一年に四回でも18年通えば常連客だ。昔、女将さんに背負われていた女児も今は店の戦力として働いている。

  


 景信山を後にして滑りやすい道を慎重に下だり、小仏峠から城山は巻いて次の休憩地の一丁平に着いた。takeが伊左衛門を飲んでから、二度目の巻紙記念撮影を行った。ここまでくれば高尾山は目と鼻の先だ。最後の石段を登りきると、大勢の観光客で賑わういつもの高尾山頂上だった。6号路(清滝コース)が一方通行規制だったので、ケーブルカー駅付近から清滝へと下った。いつも通りソフトクリームを食べ淡々と駅に向かい、18年と8ヶ月の通過点である記念すべきtake通算800回山行は終わった。

コースタイム


陣馬高原下0735-陣馬山0915~38-明王峠1022~28-景信山1148~1200-小仏峠1231-一丁平1310~1318-高尾山1345~50-ケーブル清滝駅1448

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