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イソダエレクトリック(その2)

2010年09月25日 22時51分16秒 | オーディオ
画像はピンケーブルのHX-2020。太さも固さもスピーカーケーブルと変わらないのでケーブル自体が全く同じか、あるいは似ている構造と思われる。

さて、ピンケーブルとスピーカーケーブルの両方を聴いてみることにした。

もともとケーブルに凝らないと決めているのは、その違いを聞き分ける耳が備わっていない自覚があるから。

だからピンケーブルもスピーカーケーブルも電源ケーブルもコストが低く抑えられる自作中心だった。

しかし、このイソダエレクトリックのケーブル。明らかに音が変わる。

ピンケーブルは音色。良質のスーパートゥイーターを追加したように音が明るくなり解像度やスピード感が上がる。
スピーカーケーブルは音場。中央付近の密度が増し、ボーカルの実在感や音像の立体感が向上する。

この変化はかなり大きい。何かの間違いかと何度も繋ぎ替えて確認したほどだ。
例えブラインドテストされたとしても当てられると思う。

ケーブルはまともに作ると普通の音しかしない。正攻法を敢えて外し、共振による色付けを聴感でプラスに働くように、耳で丁寧に作ったケーブルに思えた。

正直欲しいが、こっそり買うような値段でもない。
どうしたものか。

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4 コメント

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Unknown (ぴょん)
2010-10-01 18:17:57
まあ礒田さんはすごい音とか良い音とかを目指しているのではなくて、普通の音を目指しているので、そのうち普通の音になりますよ(笑)
ちなみにあの螺旋構造は表皮効果も考えているようです。
投稿ありがとうございます (taket)
2010-10-02 11:56:44
ぴょんさん、コメントありがとうございます。
普通の音って難しいですよね。その人によって普通の音が違うだろうし、例えば癖の強いものを入れることでトータルで普通に近づくこともあるだろうし。
イソダケーブルについても、表皮効果を抑えるためだけならば、2重螺旋構造をとったり、素材にアルミを使用する科学的根拠があるような気はしません。
結局は数値で表せないような開発者のセンスが大きく反映されている気がするのです。
お返事ありがとう。 (ぴょん)
2010-10-02 20:40:57
そうですね。人それぞれ求める音は違うのでしょうからね。科学的根拠については友人の物理学徒さん曰く現代物性物理学まで学んだ者には分かるらしいですね。素材をハイブリットにしたのは素材固有の響きを打ち消しあう為なのだそうです。
2重螺旋構造は表皮効果と共に電荷の流れによる磁場の存在を考えているそうです。
そうなんですか (taket)
2010-10-04 07:54:23
ぴょんさん、情報ありがとうございます。お詳しいですね。磯田さんとお知り合いなのでしょうか?
表皮効果とか静電容量とか振動とか、ケーブルを構成するデータはどれも耳に聴こえるはずのないような微小なものなのに、ある種の製品は明らかにそれ固有の音質的特徴があって、それが不思議なのです。
ケーブルは素人が適当に作ってもそれなりのものができるだけに、逆に企業でしか作れないような複雑な構造は音質よりも他メーカーとの差別化や意図的コストアップの意味が強いと考えています。

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