くない鑑

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水無月の上洛「昼餉」

2007年07月05日 | 上洛記
最後に満喫出来る時間を有効に使うべく、一年半振りのやってきた京都。
洛西から洛北へ,一時は化野念仏寺を目指して歩いていたのですが、今後のスケジュールを考えて断念。
祇王寺より折り返して小倉池沿いに歩を進め、漸く(ここから)15分ほど掛けて嵐山の竹道の西側口までやってきました。
往年の時代劇スター・大河内伝次郎の別荘“大河内山荘”が直ぐ近くに在りましたが、

それはチラッと,デジカメに治めるに留め(たのですが、手ぶれてました(汗))、目当ての一つであった竹道へと歩みを進めました。

一昨年の秋に来た時は、京都の知られた名所の一つと言う事もあってか、大勢の人とタクシーが行き交っていましたが、この日は雨・・・のお蔭か、人っ子一人歩いていませんでした♪

晴れた日に、竹林の合間から射す陽の光はいいものですが...
以前,竹林の中に佇む鎌倉の報国寺を、雨の降る中訪れたことがあるのですが、そこでは小1時間,何することも無く無心になって、ただただ竹林を,雨音を聞きながら観ていましたがその時のこともふと思い出し...
雨の竹林もまた一興なり・・・と、独り占めに出来た竹道を存分堪能し,デジカメに納めてきました。(けど、手ぶれてました(汗))


45分ほど掛けて、漸く戻ってきた嵯峨野口
散策することがいくら好きな私でも、流石に雨が降る中駈足で,息付く暇など然程無く巡ってきたので、昼食を取りたいお目当てのお店まで歩いてもあと少しのところ,通りのバス停を見た瞬間,思わずその方へと渡り、(追っ付け)着たバスに乗って、漸く座れてました。
けど...
乗り込んだバス停の次で降りたので、一息付けたのもホンの1,2分です。。。

嵐電嵐山駅近くに在る“美空ひばり記念館”,平日なのに「なんで開いてないのかな?!」と思ったら、休館中だったようで。。。
なぜここにこれが在るのか、正直私には判りません...が、今秋にも再開するようで。。。


JR東海ツアーズの“1day京都”を利用して上洛した今回。
これには3,000円相当のクーポン券が付いているので、毎度,洛東の南禅寺門前に在る湯豆腐屋【南禅寺順正】へ行って湯豆腐を太良腹食べていました。
けど、今回は京都を西から北へ攻めていたので、その対極にある南禅寺まで行くことは叶わず...
そこで目に止まったのが、嵐山の桂川に面したところに在る【嵐山辨慶】です。
ここでは、お料理の中の一品に湯豆腐が在るようなので行ってみたのです。

渡月橋北側の交差点を西へ,桂川に沿って立つ、格調と敷居の何と無く高そうな店の前を歩くこと2,3分歩いたところにお店は在ります・・・が、そこもまた格調と敷居が高そうな佇まいのお店。

それに少々緊張しつつ、入ろうとすると、店先にはきれいでかわいらしい着物姿の仲居さんが(爆)!
「1day京都のバウチャー券でお昼を頂きたいのですが...。」と、またまた緊張気味に声を掛けたのですが、私の意図が良く伝わらなかったようで...。
一抹の不安を感じながら、その仲居さんに誘われて入り、別の仲居さんに引継がれると...
「ようこそおいでやす」と,これまたきれいな!仲居さんに満面の笑みで応えられ、その誘われるまま、二階へと上がりました。


通されたのは「もみじ」なる,南に流れる桂川に面した見晴らしの良い50畳余もあろうかという座敷。

それだけで(まず)驚いたのですが、更に驚いたのが・・・ここに居るのが私だけ。
この時,時刻は11時半過ぎだったのですが、どうやら・・・私がこの日,最初の昼餉客だったようです。


広いお座敷と眺めの良い席を独り占め!に、またまた有難く,伸び伸びと寛いで、まずはその場を堪能しました。
しかし、驚いたのはこれだけでは非ず!まだまだ驚かされることばかり・・・です。
まず、また違う,これまた上げ髪で着物がとっても似合うきれいな仲居さんがメニューを持って、バウチャー権で食べられるお品の確認をしに遣って来たのですが・・・それがなんと!
実際は3,400円もする御膳だったのです。

しかも、これにサービスでビール一杯が付いて来るのです♪
湯豆腐が付いているのを1day京都のパンフで確認して来ただけだったのですが、まさかそれほどのお品とは思わず...。
疲れた体に有難く,まず先行してやってきた湯豆腐が出来上がるのを見ながらビールを少し頂いていると・・・やってきました!今度は三重のお膳が!!

これもまた想定外。
パンフは湯豆腐に気取られていて、メニューの確認に来た時も、既に決まったお品だったのでロクに確認もせずにただ「ハイ」とだけ応えたので...。

その豪華なお膳に、ただただ驚くばかりだったのですが、ちょいツラかったのが・・・一番下のお重は、私が苦手なのがぎっしり。
また、ご飯にも紫蘇がふりかけられていました・・・が、折角の御膳,全て残らず頂きました。
そのお味は・・・勿論!と~~~っても美味しかったです!!

お座敷の趣き良し,その眺め良し,お料理尚良し!
ここに滞在すること40分ほど,歩き疲れた身を一気に回復させて、再び雨の京都へ。
まずは嵐電嵐山駅へと向かって歩きました。


しかし、ただ一点。
人が至福の一時を堪能している時に無粋な客が。
それは、家族で京都を観光している途中,タクシーの運転手さんに誘われてきたようなのですが、その中のオヤジはヘビースモーカーで、座敷が禁煙と聞いた途端に不機嫌に。
それに母や娘が宥め、「タバコの吸える玄関近くに席を」等と交渉していたりしていましたが、余計ヘソを曲げたのか,ますます口数が少なくなっていました。
それを、私は一席離れた席で,食後に美味しい玄米茶を啜りながら聞いて居たのですが、段々とバカバカしくかつ腹立たしくなって、身支度を整えて店をあとにしたのですが...
ホント,このオヤジの醜態を横目で見聞し、心の中で...

なにをガキみてぇ~に駄々こねてやがんだ,このバカオヤジが!
イヤならてめぇ~だけとっと出て行きやがれ!!


...と、苦々しく思っていました。
ちょい口汚く,熱くなってしまいまして申し訳有りません...が、嫌煙家にとって、場所柄も時勢も読めぬヤツが一番腹立たしいのです。
また、愛煙家の皆様には重ねて申し訳無いのですが...
平気にタバコのポイ捨てをしたり、禁止区域で吸うなどなどの無粋なヤツが、返って愛煙家の首を絞め、肩身を狭くしているのでは?!とも思って・・・います。
ちょっと話がずれてしまいまして、申し訳ありません,が、序でにとばかりについついと。
尤も,嫌煙家の独り言ですから(苦笑)

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