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趣味の話など

三億円事件の40年後 ~その3・パクリの巣窟~

2009-09-22 | 三億円
09年9月22日new!

冒頭の写真は府中警察署。京王府中駅の北向かい側にあります。
三億円事件の特別捜査本部は、府中警察署の裏庭にあったプレハブ
の2階に設けられました。

さて、三億円事件の特徴の一つとして、事件に用いられた車両の数が
極めて多く、しかもそれらは全て盗難車であることが挙げられます。

偽白バイが盗まれたのは、日野市の平山団地(現・平山住宅)22号棟。
豊田駅から南西1kmほどのところです。



驚いたことに、当時のままと思われる建物がまだ残っていました。

ちなみに事件当時、偽白バイが第1現場まで引きずってしまったカバー
はスバル360用のもので、同じく平山団地の16号棟で盗まれたものです。

また現金輸送車を、銀行から第3現場(偽白バイとの交代地点)まで追跡
するのに用いられた緑色カローラが盗まれたのは、この団地のごく近所に
あった料亭(現存せず)の女将のものでした。

現金乗せ替え後の逃走用に用いられた「多摩五郎」こと濃紺カローラが
盗まれたのは、同じく日野市の多摩平団地。豊田駅から北東1km弱ほど
の所になります。こちらは建て替えられてしまったようです。



「多摩五郎」が小金井の本町住宅(第4現場)で数か月に渡り放置されて
いた際、被せられていたカバーはスバル1000用のもので、府中市の晴海
町団地で盗まれたものでした。



この晴海町団地、府中刑務所の南隣と事件現場からほど近いこともあり
(現場は府中刑務所の北隣)、ここに犯人のアジトがあったのではないか
との説を唱える関係者もいました。
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