電車の戸袋窓というのは、旧国鉄の車両などではHゴムなどで明らかに
固定窓だと分かるものが多いのですが、昔の私鉄電車のなか(例えば
京王5000系や東急旧5000系等)には、戸袋窓の区別もなく、全て同じ形
をした2段サッシの側窓がズラリと並んでいるものがあります。
当時、その実物を見たことのなかった私は、この戸袋窓の構造は一体
どうなっているのか?と大変不思議に感じました。(写真は先日行った
富士急の1000系(旧京王5000系)の当該部分です)
幼い頃の素朴で大真面目な疑問。
その1:どうやって扉との干渉を避けつつ、この窓を開閉しているのか?
その2:この窓を開けている時に、室内からうっかり窓にもたれかかった
り、顔を出そうものなら、扉の開閉時にギロチンになる??
…答えを知ってしまえば笑っちゃうようなギモンですが、当時は真剣に
その構造をあれこれ想像したものです。
まさか、このあたかも開閉できそうな2段サッシ窓が、実は意匠上?の
ダミーで、実際には固定窓だと知ったのは、それから大分後になってから
のことでした。
このしょうもないカラクリが分かった時の落胆といったら!(笑)
情報ありがとうございます。^^