白ポストはどこへ消えた？

最近、道ばたでもＡＥＤの機器が設置されているのを見かけます。

（俺が免許を取得した時は、まだ普及してなかったから使ったことが一度もないんだよなあ）

なんて思いながら設置されているＡＥＤを眺めていたら、何かデジャブが･･････。

このＡＥＤ何かに似ている。そうだ、有害図書を入れる白いポストだ！！

私が子供の頃は道に有害図書･･････つまりエロ本を処分するためのポストが置かれていたのです。普通の郵便ポストと区別するためにそのポストは白でした。で、中学生の思春期まっただ中になると白ポストの前を通る度に、

（この中には悪書がいっぱい詰まっているのだろうな。誰が回収・処分をしているのだろう。大人になったら有害図書を回収・処分・横領ができる仕事に就きたいものだ）

と将来の職業について思いをはせていたのです。

でも今は白ポストは見かけません。あるのでしょうが、少なくとも私の周りにはないです。考えてみればエロいものなんてネットにこれでもかと溢れていますもんね。今の子供たちはいきなり無修正ポルノを拝むことができるわけです。

羨ましいなと思う反面に、捨てられてクタクタになったエロ本を探すため公園を彷徨ったり、わざわざ近場の山に分け入ったりする奇妙な冒険ができなくなっているのは、ちょっと可哀想だなとも感じたりするのです。

少年の成長には冒険は不可欠なのである。