よろず戯言

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ココアシガレット

2011-12-19 23:06:11 | グルメ

懐かしの駄菓子紹介、その3。

今回はオリオンの“ココアシガレット”。

 

01

 

見たまんま、名前のまんま、タバコを模した形状のお菓子。

タバコに憧れる子どもをターゲットに生み出されたのだろう。

実際、子どもの頃、これを食べる際は、

大人がタバコを持つのと同じように、人差し指と中指でこれを挟んで持ち、

吸うマネをしながら、かじって短くしながら食べていた記憶がある。

今は“超”の付く、嫌煙家だが。

 

02

 

小箱を開けると、小袋に入った長さ5cmほどの、

ベージュというか、アイボリーというか、

そんな色した細長いスティック状のお菓子、“シガレット”が6本入っている。

これで30円。

当時の価格や内容量、大きさなどを覚えていないが、

これも他の駄菓子と同様、おそらく値上げが図られているのだろう。

 

03

 

えらく硬い質感で、シガレット同士をぶつけると、“キン キン”と音が鳴るほど。

コーンスターチや片栗粉が主原料の、ふつうのラムネ菓子とは異なり、

ブドウ糖が主原料のためか、デキストリンで固めてあるのが原因か、実際かなり堅い。

口に含んでもラムネ菓子のように溶けず、やはりボリボリとかじらなければならない。

これが歯周病で歯根と歯槽骨をやられた歯にはけっこう堪える。

 

味は子ども向けの菓子としては、なかなかおつな味で、

やんわりココア味で、ハッカの清涼感がプラスされていて、

さながら禁煙グッズのような(禁煙グッズを味わったことないが)味わい。

30円だったら、大人買いしてもいいかなと思う味。

ただ堅い・・・。

 

_

 

バリエーションもある。

抹茶もココアシガレットと同様に堅かった。

けっこう苦味が利いていて、“大人の~”と書かれてある能書きは正しい。

なんでも純抹茶を使用しているとのこと。

抹茶のみ、なぜか小袋が銀色のアルミ仕様で価格も50円と高め。

 

オレンジは、ココアや抹茶に比べ、ガクンとお子さま向け。

やたら甘く、また堅さもやや抑えられているように感じた。

これのみパッケージが異なっていて、本当のタバコのようなデザイン。

ブルーベリーもオレンジ同様、甘く、やや堅さ抑え気味。

ただ香料がすごい、袋を開けたとたん、ブルーベリーのあの香りが漂ってくる。

オレンジもブルーベリーも、パッケージの下に小さく書かれた、

“無果汁”の文字がまぶしい。

 

実は子どもの頃、ココアシガレットは大して美味しいと思わなかったお菓子で、

おそらく二十数年ぶりに食べたと思うが、

大人になった今食べてみたら、意外と美味しかった。

他のバリエーションの味もなかなか美味しく、また店で見つければ買って食べるだろう。

 

堅いけれど・・・。

 

 


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