よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

ムカデリターンズ

2016-10-01 00:06:43 | 日記・エッセイ・コラム

腫れは手のひらサイズくらいにまで広がった。

その表面はオレンジの皮のように固くなっている。

中心部は真っ赤になっており、二つの牙の跡がくっきりと残っている。

そして触ると熱く、発熱しているのが判る。

痛痒くてたまらない。

まさか、ここまでひどくなろうとは・・・。

毒が回ってしまうとこうなるのだ。

 

二日前の未明だった。

「うわっっいっだぁ!!」

左の太ももに走った激痛に、思わず叫び声を上げて飛び起きる。

ひどくつねられて、さらに火で炙られたような熱さを感じるような激痛。

暗がりのなか、メガネをかけてすぐに照明を点ける。

もう今年は出ないと思っていたのに・・・またヤツが・・・ヤツが現れやがった!!

ムカデだ!

 

毒を出さねば!

すぐに患部を吸おうとするも、口が太ももまで届かない。

若い頃は開脚してそのまま顔面を床に押しつけられていた。

両足を首後ろにまで持って行って、ヨガみたいなポーズもできていた。

それが40目前になった今、すっかり固くなった体。

いつも応急処置としてやる毒の吸い出しができない。

 

とりあえず毒の吸い出しは諦め、犯人探しに神経を集中させる。

まだ近くに居るはずだ・・・タオルケットをどかし、枕をどかし、クッションをどかし・・・。

どこだ?どこに潜んでいやがる!?

ふと、足下から猛スピードで逃げ去る黒いスジ。

波打って高速で逃げ去った犯人は、15cm近いデカいヤツだった!

一瞬だったので、まんまと物陰に逃げられてしまった。

通勤用のバッグに、買い込んだ食料の入ったバスケット、乱雑に積まれた雑誌や音楽CD、

それらを固まって置いてある一角に逃げ込まれてしまった。

 

ひとつひとつ荷物をどけていくも、とうとうムカデ野郎は見つからず。

観葉植物をたくさん置いてある棚と、ガンプラが山積みされたクローゼット。

さすがにこれらをひとつひとつどけてまで捜索することもできない。

なにしろ、今現在、時刻は午前4時ちょっと。

こんな時間に、ムカデのためだけにガサゴソとやるわけにもいかない。

捜索は諦めて、前に咬まれたときに購入した、

ムカデ用の殺虫スプレーを、ヤツが逃げた周囲に念入りに振り撒き、

さらに誘引剤入りの固形の殺虫剤を仕掛けて、布団に横になった。

それ以降、一睡もできなかったのは言うまでもない。

 

ムカデ捜索している間、激痛が引いていた。

前に手を咬まれたときは、ズキズキと痛みが来ていたのだが、

今回は、そこまで痛みが広がらず、甘咬みだったんだろう。

無理して毒を出さずともよいか・・・そう勝手に思っていたのが間違いだった・・・。

これが丸一日経つと、ムクムク腫れ上がり痛痒くなってきた。

太ももだったから、単に咬まれた直後の痛みの引くのが早かっただけなのか?

これだけ腫れちゃ、甘咬みじゃなく、ガブリとやられている。

 

一日目はソフトボールくらいの大きさだった腫れが、

二日目に手のひらサイズにまで肥大化。

両方の太ももを比較すると、明らかに大きさが異なり、

咬まれた方の太ももは、まるで競輪選手の太もものように盛り上がっている。

腫れた部分がズボンの内側に擦れて痛い。

 

咬まれた直後、毒の吸い出しが肝要!

そう自分で言っときながら、それを怠ったがために、こうなってしまった。

後からやってみたのだが、座った状態だとまったく口に届かなかった咬まれた太もも、

立った状態だと口に届いた。

それにムカデの毒は熱に弱いため、患部にお湯をかけるのも有効だと聞いていたのだが、

深夜4時に台所まで行き、ポットからお湯を持ってくるわけにも・・・。

そう思ってそれもやらなかった。

今思えば、ポットのお湯をタオルか何かに含ませて患部に当てがうべきだった。

 

それにしてもあのムカデ、まんまと逃げやがって!

仕掛けた殺虫剤を食って、どこかでくたばってりゃいいのだが・・・。

枕元には、ムカデスプレーとコロコロ(カーペットなんかを掃除するアレ)。

いつ現れてもいいように、万全の態勢で居るのだが、

あれっきり、ヤツは姿を見せない。

 

こうも立て続けにでかいムカデに咬まれるとは。

これが厄年というものか・・・!?

ジャンル:
くやしい
コメント (6)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 超高速!参勤交代リターンズ | トップ | フラワーショウ! »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (osaruno-koke)
2016-10-01 03:26:40
武さん、こんばんは。
15センチのムカデって、
ムチャクチャデカイですね…ゾッとします。
病院へ行かれた方がよいのでは?
お大事にして下さい(u_u)
ジャンル:くやしい がウケた。 (れいな)
2016-10-01 08:38:15
また出ましたか!
初期対応を誤った悪い例の紹介みたいになっちゃいましたね。
前回調べた時、
夏前に出てくるのはまだ小型で、
真夏は猛暑で活動が低下して見かけなくなり、
秋から再び成長した姿で現れる。
と書いてありました。
その通りで、先日もデカいのが玄関に居ました。
妹さんがされたという全ての侵入経路を封鎖する工事、本当にした方がいいかもしれませんね~
Unknown (けい)
2016-10-01 22:03:29
武さん、こんばんは。

また咬まれてしまったのですね…
傷が痕に残らなかれば良いのですが。

それにしても15cmのでっかいムカデなんて見たら、
私は気絶するかもしれません……


実は生まれてこの方
一度も生のムカデを見たことが無いのです…

実家が東北の山中で、クマやシカがたまに出るような所なんですが、
なぜかムカデは一度も見た事無いんですよね…

前言ったカマドウマや、G、その他謎の虫はよく見ますが……
地域によるのでしょうか…?
5cm超えたらギョッとします ()
2016-10-02 00:55:42
>osarunoーkokeさん
こんばんは、コメント&お気遣いありがとうございます。
 
三日経って、腫れが引き痛みもやわらいできました。
固くなっていた皮膚の表面も元の状態になっているようです。
ただ、中心部はまだ赤く熱を持っていて、とにかく痒いです。
 
小康状態というか、回復傾向にあるようなので、
もう医者に行く必要はないと思うので、このまま様子を見ようと思っています。
咬まれたその日のうちに診てもらっておけば、
あそこまでひどくなっていなかったかもしれませんね。
 
著名なクラゲの研究者に、
新種を発見したら、自らの皮膚を実験台にして、
その毒性を確かめるという体を張った方が居られたのですが、
まさにそんなことをやったような感じになりました。
まあ、その方のように好きこのんで自ら咬まれたわけではないですけどね。
 
とりあえず、ムカデを侮ることなかれ・・・。
天高く百足肥ゆる秋 ()
2016-10-02 01:09:39
>れいなさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
 
自分が自由に設定できる"カテゴリ"とは別に、
ここのブログ全体で設けられている"ジャンル"っていうのがあって、
そのなかから適当なのを選んで設定しています。
今回の記事、適当なものが見当たらなくって、
一番うえの方にあった感情系のカテゴリが目に付いて、
"くやしい"にしました。
一度ならず二度もやられたこと。
まんまと逃げられてしまったこと。
毒がまわって大変なことになったこと。
本当にくやしい。
 
>真夏は見かけなくなり、秋から再び成長した姿で現れる
なるほど!
確かに前回咬まれた以来、真夏の間、家のなかでまったく見なかった。
ムカデの生態について、またひとつ勉強になりました。
ということは、馬同様に肥えた今の季節が、
一年で最も警戒すべきシーズンだということになるな・・・。
ちょうどここ一週間雨天が続いて、湿気も多くなっていて、
ムカデの活動も、より活発化していたということですね。
 
自分の部屋は素人に頼んで作ってもらった、
プレハブよりマシといった感じの簡素な"付け足し部屋"でして、
築30年近く経っており、雨漏りやら隙間風もひどく、
妹がやったような対ムカデの完全防備の施工は無理がありますね。
誘引剤入りの殺虫剤をまめに仕掛けるなどで対処するしかないかな。
卒倒するかもしれませんね ()
2016-10-02 01:26:14
>Keiさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
 
ムカデに咬まれた跡は残ることはないようです。
前に咬まれた部分、完全に消えるまでに
ひと月ほどかかりましたが、今はすっかり消えています。
まあ残ったとしても、男ですし美肌でもイケメンでもないし、
ただのオッサンだから気にすることもないですけどね。
 
ムカデは生息している種の分布は異なるかもしれませんが、
北海道から沖縄まで生息していますし、
付近に公園や雑木林があれば、都市部だろうが出没するので、
まるっきり会えないってことはないと思うのですが、
運よく、これまで遭遇していないってことでしょうか。
 
室内まで入ってこなくとも、外にはムカデがたくさん居ます。
庭のブロックや鉢をどけたら、ナメクジやダンゴムシらと共に、
下に潜んでいることが多いです。
野山とかで遭遇することも多いです。
土壌の枯葉や石ころなんかをどけると出てきます。
 
東北だと西日本の人間は出会う機会の少ない種類の異なるムカデにも会えます。
体が青くて足が斑模様のムカデ。
(名前知らず)
自分はそっち方面から運ばれて来る鉢植えとかでたまに見ます。
黒光りするボディにオレンジの頭と脚の
スタンダードなヤツ(トビズムカデ)よりも不気味に感じます。
大きさはこっちのよりは小型ですけどね。
 
まあムカデなんて、出会わないことに越したことはないです。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。