僕とくまの脱線日記

ワンルームで交わされる僕とくまのくだらない会話。
日記と小説のあいだにある
ちょっと変わったブログです。

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2017-02-12 00:22:29 | 特別な日の話
 建国記念の日と定めてはいるが、本当に建国した日かどうかは不明らしい。日本神話をもとに旧暦を新暦に換算した際、二月十一日となるそうだ。だから建国記念日に「の」を加えて、当日の祝いではなく、事象の記念とした。
 以上、ウィキペディアを参照・参考しました。
「とうとう剽窃してしまったのね」
「言うと思ったよ」
 リックの言葉は想定内だ。
 本当はコピー&ペーストしたかったが「文字数稼ぎ」「パクリ野郎」と揶揄されるのは目に見えていたので、短く書き直したのだ。
 ちなみにブログの更新日は十二日になっているが、書き始めたのは十一日の夜だ。
 帰宅してから書き始めると、書きあがりは翌日になってしまうため、おかしな更新時間になってしまう。実際は更新日の一日前のことを書いているのだ。こればかりはブログのシステム上どうにもならない。更新時間の改ざんもご法度だ。
 深夜アニメの放送時間を25:30と記述するようなもので、一日の延長線上と思ってほしい。日をまたいでの更新についてはリックに許可を得ているので問題ない。
 話を戻して。
「話題には出したけど、土曜日の祝日なんてどうでもいいんだよな。仕事だから休みじゃないし、土曜日と祝日がかぶっても、もったいないって思わない」
「わたしにも関係ない話ね」
 パソコンの起動音が際立つ。話題が終了してしまった。どうしよう。
「……最近寒いよねー」
「露骨すぎるでしょ」
「別にいいだろ、本当のことなんだから」
 こっちは毎日の更新に必死なのだ。
 日記とは必死に書くものでないが、僕の場合はペナルティが重罰すぎる。必ず死ぬで「必死」というのもいい得て妙だが、自分には適切だ。
「ここ数日で降雪もあったし、いよいよ冬がやってきたと感じるよ」
「備えていることでもあるの?」
「いや、特になにも。雪が降っても積もるわけじゃないし、水道管が凍結するわけでもないし、北海道と違って越冬しやすいよ」
「お前、北海道出身なのね」
 僕が上京したのは二十二、三の頃。こっちに住んで十年ほどだろうか。記憶が曖昧なのは、過去のことをどうでもいいと思っているからだろう。歳のせいではないと信じ込む。
 関東の冬は越しやすい。東北出身者ならみんな感じているだろう。雪のせいで道幅が狭くなることもない。降雪自体が少ないので交通機関も乱れない——降った時は容易に乱れるが——生活に支障をきたすことがほとんどないのだ。
 苦言を呈するのであれば「寒さ」だろうか。まず前提として、東北出身者全員が寒さに強いわけではない。氷属性に強いとか凍結耐性があるステータスを期待されても困る。基本は種族「人間」のパラメーターなのだ。
 そのうえで生活基盤の話をする。
 寒い地方は断熱に重きを置いた家づくりなので、外が寒くても室内の暖かさを維持しやすい。
ところが寒さで困らない地方の家は違うため、外が寒いと室内も寒く、暖房の熱も壁の外に逃げやすい。だから僕は今、実家にいた時よりも部屋着を着こんでいるし、布団も四枚重ねている。装備品でどうにかするしかない。
 暖房器具もこたつで十分。エアコンの暖房はよろしくない。光熱費がかさむから。
「暖房費を削って風邪でもひいたら、余計に出費がかさむわ」
 話を聞いていたリックが、実家の母親と同じつっこみを入れてきた。
「風邪薬や栄養のある食べ物、医療品が必要だし、仕事を休むことになれば収入が減る。罹患したときのリスクは大きいと思うけれど」
「だから何枚も着込んで暖かくしてるんだ。見てみろよ」
 僕は上着をめくってリックに見せる。
「裏起毛パジャマの下に二枚着て、パジャマの上に厚手のパーカー着てるんだから。それにほら、裏起毛くつ下も履いてるから足先も暖かいぞ」
「裏起毛好きね」
「リックだって全身起毛みたいなもんだろ。でも実際のところ寒さを感じないのか?」
 テーブルの温度計は6℃を指している。確認したら急に肌寒くなってきた。
「わたしはこの体のとき寒暖を感じないの」
「寒くもない暑くもない。常時適温ってことか」
 いいなあ。僕は何となくリックの背中を撫でた。毛並みが気持ちいい。
「快適なんかじゃない。でもここは気が楽よ」
 どういう意味だろう。追求しようと思ったが、なんとなく聞けなかった。
 代わりにリックを撫で続けた。抵抗はしなかった。
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