土曜日は、かみさんの亡父の十三回忌で東京を離れました。日帰りでしたが、かみさんが去年から準備を進めてきた大きな行事でした。それも無事終わることができました。私は進行役を仰せつかり慣れないマイクを片手に大汗でした。今日は、体調も戻り朝早くに都立富士高校附属中学まで写真の撮影に出向きました。都立富士高校は、竹の会からもよく合格していますが、私が初めて来たのは平成22年の推薦合格発表の日でした。あのときは雪をかき分け歩いた記憶があります。今日は渋谷駅から京王バス(63系統中野駅行)に乗り、途中渋滞もなかったせいか、27分ほどで「富士高校前」に着きました。
合格したのは、小4の11月に入会した女子でした。早くからパスポート指導にしていたことは大きかったと思います。当時はまだ3時間コースというのがあり、小5だとこちらで1年やってからパスポートという子もそれなりにいました。しかし、この3時間でマスターできたのは、計算だけではなかったでしょうか。ほとんど意味のないコースということで今は廃止しています。本年受験組の一人は、小5の1年間をこの3時間コースで過ごしたことが、失敗の原因のひとつであったろうかと思料しています。
さて、今年は高校受験組もなく、この時期というのにひっそりと静かな日曜日です。
都立中5人受験組のうち3人の入会は、小5の1月が1名、2月が2名でした。2月入会の2人はそろって算数の能力が高く期待がもてました。事実、算数の進歩は順調でしたが、疑念を残す面も多くありました。私の目の前で解いた問題が少ないことです。1時間も2時間もかけて結局解けずに家でやってくるということで、数枚もの問題レジュメをよくまとめて出すことがありましたが、家での解答率は高いのです。しかし、私が「これが解ければ」という問題を塾で時間内に結局一度も解いたことはありません。問題が解けないのにいつの間にか止めて食事をしているということがよくありましたが、これにはがっくりきました。
戦場で武士が戦うとき、攻めてくる敵中で、味方の兵士と「おしゃべり」しながら戦う兵士などひとりもいないでしょ。そんなことをしてたらすぐにでも命はありませんからね。当面は目の前の自分の命を奪おうとしてくる敵と必死に戦うしかない。ところが、算数でも適性でも「解きながら」途中「おしゃべり」で手を休めて、頭を休めて、それからまた「解く」などということを普段にやっているのです。こういうことを日常的にやっていると、必死に真剣に戦う、つまり、解くということができないのではないかと思うのです。案の定、答案は、勘違いと誤解のオンパレードです。中には、最初の1問を後回しにして、結局白紙ということもありましたが、見た目でめんどうくさそうと思ったのでしょう。1番はたいていはめんどうくさそうに見えても簡単に解ける問題が配置されているものです。とにかく、算数もある程度までしか結局いけませんでした。
面積を結局ほとんどやらないままに時間切れになった子もいました。読解、作文は結局ほとんど練習時間がとれないままでした。
「食べる」ことと「おしゃべり」で時間は潰れたのでしょう。家庭での勉強もどこまでやれているのか疑念がありました。あれだけのおしゃべりで集中しない子たちがほんとうに家庭でやれているのか。そして異常に「速い」という子にも不安が過ぎりました。むしろ「遅い」という子のほうが、確実に「真面目に誤魔化さないで」やっているような気がしました。形だけ速く回しても「上滑り」「空回り」では意味がありません。本当に理解しながら回したのか。私は子どもたちのことばを信じるしかないが、もし偽りであれば、それを見抜くのは、合格掲示板だということです。
合格掲示板は、子どもたちのこしかたの努力を反映します。そして「偽り」「誤魔化し」を映し出します。掲示板には自分の正直な過去のありようが映し出されるということです。掲示板には色濃く自分の「偽り」「ごまかし」が反映しています。
今年は、厳しい結果でした。去年は、原発事故によって私のこれまでの人生観が根底から覆された年でした。子どもたちが不安の中にいたことは事実です。そしてどうも上辺だけの勉強になっていたのではないかと今思えばします。ただ一人合格者が出たのは、私には天の贈り物でした。合格した子は、もう小4から都立富士をめざしていた子です。算数のひらめきがないため算数で苦しみました。それでもあきらめずにとにかくこつこつと努力してきました。やるペースはかなり遅いと思いましたが、今考えると、自分のペースで納得のいくまで考えて進めていたのではないかという気がします。さっさと先へ先へと「速く」進める子が、先へ進めることばかりに気をとられて、内容をじっくり反芻することが疎かになり、次第に「雑に」になっていったのと対照的でした。

合格おめでとうございます。
合格 都立富士高等学校附属中学
渋谷区立本町小学校 女子
都立富士高等学校附属中学 正門から入って右にグラウンドを臨む

都立富士高等学校附属中学 中庭から

合格したのは、小4の11月に入会した女子でした。早くからパスポート指導にしていたことは大きかったと思います。当時はまだ3時間コースというのがあり、小5だとこちらで1年やってからパスポートという子もそれなりにいました。しかし、この3時間でマスターできたのは、計算だけではなかったでしょうか。ほとんど意味のないコースということで今は廃止しています。本年受験組の一人は、小5の1年間をこの3時間コースで過ごしたことが、失敗の原因のひとつであったろうかと思料しています。
さて、今年は高校受験組もなく、この時期というのにひっそりと静かな日曜日です。
都立中5人受験組のうち3人の入会は、小5の1月が1名、2月が2名でした。2月入会の2人はそろって算数の能力が高く期待がもてました。事実、算数の進歩は順調でしたが、疑念を残す面も多くありました。私の目の前で解いた問題が少ないことです。1時間も2時間もかけて結局解けずに家でやってくるということで、数枚もの問題レジュメをよくまとめて出すことがありましたが、家での解答率は高いのです。しかし、私が「これが解ければ」という問題を塾で時間内に結局一度も解いたことはありません。問題が解けないのにいつの間にか止めて食事をしているということがよくありましたが、これにはがっくりきました。
戦場で武士が戦うとき、攻めてくる敵中で、味方の兵士と「おしゃべり」しながら戦う兵士などひとりもいないでしょ。そんなことをしてたらすぐにでも命はありませんからね。当面は目の前の自分の命を奪おうとしてくる敵と必死に戦うしかない。ところが、算数でも適性でも「解きながら」途中「おしゃべり」で手を休めて、頭を休めて、それからまた「解く」などということを普段にやっているのです。こういうことを日常的にやっていると、必死に真剣に戦う、つまり、解くということができないのではないかと思うのです。案の定、答案は、勘違いと誤解のオンパレードです。中には、最初の1問を後回しにして、結局白紙ということもありましたが、見た目でめんどうくさそうと思ったのでしょう。1番はたいていはめんどうくさそうに見えても簡単に解ける問題が配置されているものです。とにかく、算数もある程度までしか結局いけませんでした。
面積を結局ほとんどやらないままに時間切れになった子もいました。読解、作文は結局ほとんど練習時間がとれないままでした。
「食べる」ことと「おしゃべり」で時間は潰れたのでしょう。家庭での勉強もどこまでやれているのか疑念がありました。あれだけのおしゃべりで集中しない子たちがほんとうに家庭でやれているのか。そして異常に「速い」という子にも不安が過ぎりました。むしろ「遅い」という子のほうが、確実に「真面目に誤魔化さないで」やっているような気がしました。形だけ速く回しても「上滑り」「空回り」では意味がありません。本当に理解しながら回したのか。私は子どもたちのことばを信じるしかないが、もし偽りであれば、それを見抜くのは、合格掲示板だということです。
合格掲示板は、子どもたちのこしかたの努力を反映します。そして「偽り」「誤魔化し」を映し出します。掲示板には自分の正直な過去のありようが映し出されるということです。掲示板には色濃く自分の「偽り」「ごまかし」が反映しています。
今年は、厳しい結果でした。去年は、原発事故によって私のこれまでの人生観が根底から覆された年でした。子どもたちが不安の中にいたことは事実です。そしてどうも上辺だけの勉強になっていたのではないかと今思えばします。ただ一人合格者が出たのは、私には天の贈り物でした。合格した子は、もう小4から都立富士をめざしていた子です。算数のひらめきがないため算数で苦しみました。それでもあきらめずにとにかくこつこつと努力してきました。やるペースはかなり遅いと思いましたが、今考えると、自分のペースで納得のいくまで考えて進めていたのではないかという気がします。さっさと先へ先へと「速く」進める子が、先へ進めることばかりに気をとられて、内容をじっくり反芻することが疎かになり、次第に「雑に」になっていったのと対照的でした。

合格おめでとうございます。
合格 都立富士高等学校附属中学
渋谷区立本町小学校 女子
都立富士高等学校附属中学 正門から入って右にグラウンドを臨む

都立富士高等学校附属中学 中庭から











