チョコラブと我が家の娘達

ぐうたらおかんとおバカ犬そして娘達の日常。

明日は父の日

2015年06月20日 | 家族
バンブーは今年は年女。

いい年になるといいなあ、って思ってました。


しかし、48年生きてきた中でもっとも悲しい年になってしまいました。




先週の月曜日、実家の父が亡くなりました。

87歳でした。

高齢で細身の父でしたが、骨太で歩き方もしっかりしていて年齢よりずっと若く見えました。

先月15日金曜日、体調不良でかかりつけのお医者さんで診ていただいたところ、午後から娘さんともう一度受診して下さいと言われたって言うので父と二人で来院しました。

レントゲン写真を見ながら、先生が

「ここは肺炎の時によくみられる影なんですが、こっちの影がね・・・。大きな病院で検査してもらって下さい。」

週明けの月曜日に無理に予約を入れてもらいました。


5月18日月曜日。

CT検査の結果が出て、血液検査の結果を待たずして即入院が決まりました。

ベットに横たわり点滴の処置をうけている父。

その隣の診察室にバンブーが一人呼ばれました。

先生は

「ここの影は肺炎ですね。で・・・こっちの上の方にも影があるのが分かりますか?これは肺ガンですね。」

「・・・。」

さらに追い打ちをかけるように

「あと、肝臓、リンパにも転移しています。1年、半年ではなく、月単位だと思っていて下さい。」

突然の告知に、その時何を思ったのか、何を考えたのか全く覚えていません。



とにかく父には絶対悲しい顔を見せないようにしなくては・・ただそれしか思いつきませんでした。

3人姉妹のバンブー、携帯電話で姉に知らせたとき涙で声が出ませんでした。


入院した日からは、肺炎の治療も炎症の数値が下がらず、日に日に衰弱していきました。

呼吸も非常に苦しそうで、見るのも辛かったのですがとにかく平常を装いました。

2週間目にはついに声を出すのも難しくなり、コンパクトなホワイトボードで筆談になりました。

自分のことはいつも後回しの父。骨折して家にいる母のことを心配して「風呂には入れているのか?」

とか「整形外科にはちゃんと行けてるのか?」そんなことばかり書いていました。

このとき初めて老夫婦二人きりで心細く生活していたんだ。もっとまめに実家に行けば良かった・・そう思いました。



そして入院してたったの3週間で父は他界しました。

最後にホワイトボードに書いた言葉は

「いっしょにみんなとかえりたい。」

平仮名で震えた文字でした。



明日は父の日です。

父の日に父のお仏壇を買いに行きます。まだ現実に全く自分がついていけません。

でもこうしてブログにむかうことができているので、時間が少しずつ埋めてくれるのかもしれません。


次に書くブログは前向きでいこうと思ってます。頑張ります。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なまわさび)
2015-06-29 11:40:46
ごぶさたしてます。
ずいぶんと遅くなってしまいましたが、
お悔やみ申し上げます。

きっと天国からバンブーさん一家を見守ってくれてるね。
なまわさびさんへ (バンブー)
2015-06-29 17:38:04
ご丁寧にありがとうございます。

今になって父のあんな顔、こんな顔、いろんな姿を思い出してしまいます。

いくつになっても親は親ですね。

天国の父に心配かけないように頑張らねば!

コメントを投稿