テクニカル分析(当たるも八卦当たらぬも八卦)

 テクニカル分析(チャート分析)について書いてみたいと思います。異論は数多くあると思いますが批判的な見解です。

 例えば、トヨタ自動車(7203)のチャートをみてみましょう。
 マネックス・ビーンズ証券のサービスを利用して、以下のようなチャートを表示させました。
 株価の推移と移動平均線、出来高が表示されているだけのシンプルなチャートです。

(↑クリックで別ウィンドウに画像の全体が表示されます)

 このチャート、 テクニカル分析のセミナーや投資番組では以下のような線が書き込まれたりします。

(↑クリックで別ウィンドウに画像の全体が表示されます)

 解説者は赤い線を書き込みながら「下値支持線がありまして・・・云々」という解説をしたり、青い線を書き込みながら「この上値抵抗線に株価が抑えられていましたが・・・云々」という解説がなされるのが通常のパターンです。

 私の場合、このような説明が始まった時点で突っ込まずにはいられない衝動に駆られます。
 「下値支持線も上値抵抗線も、元々は存在しない。あなたが後付で書き加えたに過ぎません。本当にそのようなものが存在するなら、未来の線を書いてみてよ!」と(性格悪いですかね・・・)。

 「下値から上値が○○倍」とか「上値と上値の周期は○○日」などという分析等を含めて、あまり有益とは思えません。

 私のような、テクニカル分析の素人でも、テキトーに線を引くことは可能です。 当然、トヨタ自動車の2003年3月以降の上昇相場に対する線を引くことだって可能ですし、それなりの理屈(解説)をつけることができそうです。1998年10月以前についても同じこと。
 あらゆる銘柄について、それなりのテクニカル分析ができるでしょう。少なからず、手強い銘柄があることでしょうか(笑)。

 根強い人気を誇っているテクニカル分析ですが、「当たるも八卦当たらぬも八卦」程度の感覚で付き合えばいいのではないかと思います。その対象が株式だろうと為替だろうと商品だろうと。
 予言だって自己成就することがあります。信じている人々の存在なども考慮すれば100%信頼できないなどとは申しません。でもやっぱり、あまり根拠があるとは思えないのです。
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