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ヒルティ 眠られぬ夜のために 3月7日(2017/7/29)

2017-07-29 16:25:20 | Weblog
ヒルティ 眠られぬ夜のために 3月7日

 力のゆるすかぎり、不断に有益な仕事をすることは、たえず神の近くにあることとともに、およそ人生が与えることのできることのなかで最もよい、最も満足すべきことである。しかも、ひとたびこの原則をしっかりおのれの生活のなかへ取り入れることができたならば、過度な、不必要な仕事や、あまりに性急な神経質な仕事から、早くより身をまもることができるのである。
 とりわけ、使徒パウロが時を生かして用いる(エペソ人への手紙 5の16)
と名付けたところのことは、これまでからもしばしば、精神的な事柄において、落ち着きのない焦燥奔命を惹き起こす原因になっている。これは、人生についてのキリストの教えた見解とまったく一致しないもので、つねにあわてふためくことばかりに時間をとられてしまって、それ自体では立派な仕事をもなしとげられないという結果になってしまう。(ヨハネによる福音書 7の3)
このような落ち着きのない活動欲は、むしろパウロを通じてキリスト教の中に入ってきたユダヤ的な要素である。だから、パウロの手紙も晩年のものになると、ずっと慰めの力にみち、精神的な内容と深さにおいて、以前のものをはるかに凌いでいるのであるが、これは、かれもついに神の導きによって、彼の気質のなかにはなかった落ち着きを得たがためである。われわれにとっても、あらゆる教会活動や布教運動にも増して、もっと多くキリストの真の精神をみにつけることが、必要であろう。


( 働く人の特に40歳前後の人のうつ病が増えているとのこと。
一番の原因は、仕事を抱え過ぎての過労らしい。
 私の身近にもそういう友人がいて、なんとかいい回復の方法はないものかと、思案していたら、このヒルティの短文。
 うつ病の回復期、なかなか力と意欲が湧かないが、洗濯物を畳むとか、テーブルに箸を置くとか、有益な行動はとれる。それを不断にすると、それ自体、楽しいし、何より、仕事し過ぎて再度倒れるという、本人は一番危惧していることへの、免疫力を付けることになる。
 私も、この10年余り、不良爺さん達の健康やら、要望に応えて、健康野菜を作っては宅急便やら手渡しやらで届けたり、バスハイクに宴会にと遊びの準備をしたりで、休む間もない。しかし、これは全く心地よい生理的疲労で、睡眠もよく取れ、目が覚めると余計に力が蓄えられている感じがする。
 こういう心の仕組みを理解して、うつ病の回復期、洗濯物を畳んだり、植木鉢に花を植えたり、思いついた小さい有益な仕事を不断に続けることは、回復の手助けになるだけでなく、本人が一番怖がっているであろう再発を防ぐ強い防護壁になるのだと思う。
 先日、このヒルティの一文のコピーをこの友人に送ると、届いたよとの便りが。 takeda)
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