goo

こんな顔で(2017/4/21)

2017-04-21 11:20:29 | Weblog
私の履歴書 佐久間良子 日経新聞2012/2/25)

折り目がボロボロになった紙切れに、鉛筆で書かれた幼い文字が並んでいる。
「この顔は
悲しみに堪えた顔である
苦しみに堪えた顔である
人の世の様々な批判に
じっと堪えた顔である
そして
ひとことも弁解しない顔である(中略)
息子よ
こんな顔で生きて欲しい
娘よ
こんな顔の若者と
めぐりあって欲しい」

 これは詩人、相田みつおさんの作品「こんな顔で」の一節である。息子の岳大が小学生の時、教科書に載っていたのを感動し、書き取ったものだ。米国留学中もずっと財布に入れて、大切に持ち歩いていたらしい。
 小学生の息子がその詩を鉛筆で清書していたとき、私は「素晴らしい詩ね。大切にしまっておきなさい」と声を掛けていたのだ。息子はこの詩を「心のよりどころ」にしていたようだ。破れかけた茶褐色の紙切れが私にはまぶしく輝いているように見えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日経新聞の私の履歴書の一節。
史記の作家の司馬遷や、史記に紹介された屈原の顔はこの詩の「こんな顔」であったに違いない。(takeda)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。