大阪・淀川区への運送、午前中に終了。R163の下走りで帰る。四条畷を過ぎ、精華町に入り右折。道草です。奈良への路、「秋篠寺」へ。
この寺の予備知識はほとんどない。堀辰雄の「大和路」?で(読んでないのですが)紹介されてる・・というぐらい。
駐車場の隣の東門より入る。小さな門です。くぐると萩の花がゆらりとお出迎え。左に折れて木立のなかをすすむ。遠くに南門が見える。林は苔の敷物で美しい。
本堂は国宝。鎌倉期のものらしい。しかしその外には堂が2~3あるのみ。かつての東西塔・金堂も焼失して、礎石が当時を語るだけです。
堂内の薬師如来がご本尊です。されど脇座の「技芸天(ぎげいてん)」が人気のようだ。
かすかに頭を右に傾け微笑む。この天女は、福徳、技芸を守護するという。
敷地内には歌碑多し。何とか読めたものに、
諸々の み仏の中の技芸天 何のえにしぞわれを見たまう
詠み人の字がわからなかったが、寺の栞に歌碑の総てが記されてました。
詠み人は 川田 順 とありました。