知人が亡くなった。私より5歳の年長です。丁度50年前になる知り合いです。ズシリときました。
この春は知人・世話になった人など次々と亡くなる。
生まれれば死ぬ。でも死とマジメに対面しなくなった現代人です。遠ざけ、厭う。縁起でもない・・・と。「直葬」というのがある。死んだら即火葬場・・・一刻も早く「処理」しちまおうという・・・
寺にて法話を聞くことがある。その始めには「三帰依文」(さんきえもん)の唱和がある。
人身(にんじん)受けがたし、いますでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く。
この身今生(こんじょう)において度せずんば(救われなければ)、さらにいずれの生(しよう)においてかこの身を度せん。・・・・・・
以下まだあるんですが、略。
めちゃくちゃの意訳ですが・・・
お前の生まれた「いのち」はロト籤6億円に当たるよりも稀で幸運である。そして「生まれてよかったという喜びを持って死んでいける身となる」教えを、聞こうと思えばいつでもできるのだ。それは今しかない。「こんなはずではなかった・・・・」と空しく老いていく人生を過ごしてしまってはダメだ。お前はいつ喜んでいきる人生を過ごすのか!・・・・ということか。
身近な死でしか、この教えを真面目に聞けぬ私です。