チャオプラヤ河岸の25時

ビジネスマンの日記帳

左翼ポピュリズム

2017-05-10 19:02:58 | インポート

 韓国の新大統領は予想通りに文在寅に決まった。左翼ポピュリズムを代表する人物とされ、ほとんど現実的な政策を持ち合わせていない。国民感情が法体系より上位にある韓国にあって、ポピュリズム政治は常に危険な要素を含む。THHAD配備への消極姿勢と米中からの板挟み、慰安婦や竹島での反日扇動、根拠のない80万人の雇用創出約束、更に北朝鮮への極端な融和姿勢などは国連制裁決議違反にさえなる。つまり政策などと云えるものは何もないが、韓国ではこれで大統領に成れる。今後言行を一致させる方法論など全くないはずで、国民の感情に訴える無責任なアジテーション、それが勝利のキーワードとなった、というのが韓国衆愚政治の姿だ。
 北朝鮮への融和政策、即ちこれ以上の核開発を凍結すれば交渉に入るという内容は、要するに核保有を認めるということに他ならない。ひたすら時間稼ぎの対話を主張する北朝鮮、繰り返された得意な援助獲得用の対話条件にそれは軌を一にしている。ICBMを完成させることは許されない、とはアメリカの立場。既に韓国や日本に届く核ミサイルは保有されてしまっている。現状維持なら止むを得ない、とのスタンスは東アジアではあり得ない安保観でしかない。
 文在寅はかつて最悪の米韓関係となった廬武鉉政権のNo2であった。その頃、政権はアメリカに対し、韓米の主敵は北朝鮮ではなく日本であるとし、韓米安保の仮想敵を想定し直すべきと提起し、アメリカから最も愚昧な大統領と評価されることとなった。無論、日本の嫌韓転換への決定的な局面でもあった。日本主敵論は文在寅が廬武鉉に焚きつけていたものに他ならない。
 昨年は竹島に上陸し、慰安婦問題での国家間合意も再交渉を明言、札付きの反日政治家と云われる所以だ。日本との過去には拘るが、現在の北朝鮮の人権問題への発言はほとんどない。工作員そのもの、との評価すらある従北親中の政治家、それが隣国の大統領に選出されるに至った。
 巧妙を極める北朝鮮の対南工作。心理戦、情報戦、マスコミや労組などへの浸透工作で圧倒的な成果を挙げてきた。既に北朝鮮は実質的な赤化統一に成功した、と評価すべき段階と云える。今日、北朝鮮はこの選挙結果を高く評価し、工作員には南北和解の雰囲気を韓国に醸成せよ、との指令を出したとの報道。米中からの制裁圧迫に対し、次の抜け穴が韓国になる可能性は高い。
 呆れ果てる、それが現在の半島情勢だ。関わってはならず、友好を模索する必要もない。非現実的なポピュリズムによって半島は未来を失うことになるが、それより先、反米反日の極左政権が国家間合意をまたもリセットしようとするなら、日韓関係の未来はほぼ皆無化することで確定する。




                                            川口
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