重松にやられました
卒業という本の中から「追伸」というお話なんですが、これにまた泣かされました
幼い頃にお母さんを病気で亡くした少年に新しいお母さんが…
少年はその人を全く受け付けず、無くなったお母さんを思い続ける。
その後少年は東京に出て、就職し結婚し作家になる。
作家になった元少年は、亡くなったお母さんがまだ生きているかのようなエッセイを書くようになり、そして…
話のキーワードになるのが『お母ちゃん』という言葉と、亡くなったお母さんが入院してから少年に宛てて書いた日記。
最後の場面に来るまで「この話はいまいちだったなぁ」と思いながら読み進めていたけど、最後の正月の場面でどっかーん
涙の海へと旅立ちました。
重松の話はどの話も感動出来るのだけど、この「卒業」という短編集はやばい
もしかすると、ある程度年齢を重ねた人の方が(苦笑)感動できるのではと思うけど、若い人にも読んで貰いたいなぁ
他にも『流星ワゴン』っていう本とかもあって、これも感動できます。
なんにしろ、ちょっと泣きたくてその後に胸がほっこりしたい人は、ぜひ重松清読んで下さい!
追伸 『愛妻日記』(←たしか)はあまりの系統の違いにびっくり!18禁か?